日産、ルノー車の輸入販売を行う新会社「ルノー・ジャポン株式会社」を設立
日産トレーデイングから事業を移管。初代社長は大極司氏

ルノー・ジャポン株式会社の初代社長となる大極司氏(写真は2011年東京モーターショー)

2012年4月2日設立



 日産自動車は3月28日、ルノー車の輸入販売を行う新会社「ルノー・ジャポン株式会社」を4月2日に設立すると発表した。この新会社には、現在日産トレーデイング株式会社が行っているルノー事業部門(以下ルノー・ジャポン)の事業がそのまま移行される。

 新会社の代表取締役社長は大極司氏。資本金は9000万円で、日産自動車の100%出資となる。

 新会社の設立理由については、ルノー車の販売を2006年に日産トレーデイングがルノーから引き継ぎ、ルノー・ジャポンとしてビジネスの合理化、効率化を実施。2010年からルノー車の販売台数が増加に転じた。今後さらにルノー車の販売台数を伸ばしていくためには、日産の販売戦略とのアライアンスシナジーを強化するとともに、販売戦略における意思決定を迅速に遂行できる組織体制が必要との判断によるものとしている。

(編集部:谷川 潔)
2012年 3月 28日