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ルノー・ジャポン、日産のEVエキスパートである小川隼平氏が副社長に就任

2021年4月1日 発表

ルノー・ジャポン株式会社の執行役員副社長に就任した小川隼平氏

今後の電動車を中心とした商品戦略を見据えて小川隼平氏が副社長に

 ルノー・ジャポンは4月1日、同日付で執行役員副社長に小川隼平氏が就任したことを発表した。小川氏はルノーの新中期計画「Renaulution(ルノルーション)」に沿った商品戦略と、DXによる販売戦略を主に担当し、またアルピーヌ・ジャポンCOOとしてアルピーヌ事業の運営に当たる。

 仏ルノーは1月に2025年に向けた新中期計画「RENAULUTION」を発表。RENAULUTIONでは、これまでの“量”を目指した拡大路線から収益性を重視した“質”への転換を鮮明にして、EV(電気自動車)への取り組みも強調。こうした今後の電動車を中心とした商品戦略を見据え、日産でEVのエキスパートとして活躍してきた小川氏が執行役員副社長に就任した。

ルノー・ジャポン株式会社 代表取締役の大極司氏

 今回の発表について、ルノー・ジャポン 代表取締役の大極司氏は、「ルノーは、今年1月に新しい中期計画 Renaulutionを発表しました。この計画には、2025年までにモデルラインアップを刷新・充実を図ることが盛り込まれています。これは具体的には、ハイブリッド、EVなどの電動車に大きく舵を切ることを指しています。われわれルノー・ジャポンもこの方針に沿って、ルーテシア、キャプチャーのハイブリッドを皮切りに、電動車の導入を着実に進めて行かなければなりません。また、IT技術の進化と急速な普及により、お客さまのクルマの購買行動が大きく変化していることから、これに対応したDXを推進して行くことも急務です」。

「これら課題に対応するため、電動車を中心とした商品戦略とマーケティング、そしてDXによる販売戦略を主に担当する副社長のポジションを新たに設け、その任に、日産でEVのエキスパートとして活躍してきた小川隼平を当たらせることといたしました。また小川は、将来の電動化が発表されたアルピーヌについても、アルピーヌ・ジャポンCOOとして、中・長期的な視点で事業運営に当たります。ルノー・ジャポンは、ルノー・日産・三菱のアライアンスを活用し、ルノーと共に中期計画Renaulutionの達成を目指します」と述べている。