フィアットとクライスラーの日本法人が組織を統合、「フィアット クライスラー ジャパン」に

2012年7月1日



 フィアット グループ オートモービルズ ジャパン(FGAJ)とクライスラー日本は、7月1日にフィアット クライスラー ジャパンを創設した。これにともないそれぞれのオフィスを統合し、東京 港区芝に9日に移転するほか、フィアット クライスラー ジャパンの企業サイトを新たに開設した。

 両社は3月に経営陣を統合し、FGAJのポンタス・ヘグストロム社長兼CEOがクライスラー日本の社長兼CEOを、クライスラー日本の七五三木敏幸 前社長がFAGJとクライスラー日本の営業本部長を兼任していた。

 フィアット クライスラー ジャパンが発足してもFAGJとクライスラー日本の法人格はそれぞれ存続しているが、両社の組織は1つに統合され、意思決定プロセスが迅速化されるとしている。また新しい本社オフィスについて、「イタリアとアメリカという異なる文化と企業アイデンティティを融合し、真のグローバル企業のあり方を追求したオフィス空間を目指した」としている。

 なおフィアット クライスラー ジャパンは、これまで2個所にあった純正部品やアクセサリーなどの供給基地を、9月1日から横浜パーツディストリビューションセンターに統合する。すでに豊橋の新車整備センターとトレーニングセンターは統合されている。

(編集部:田中真一郎)
2012年 7月 5日