ビー・エム・ダブリューはコンパクトスポーツセダン「3シリーズ セダン」のハイブリッド版「アクティブハイブリッド3」を7月25日に受注開始した。納車は9月からの予定。

　アクティブハイブリッド7、アクティブハイブリッドX6、アクティブハイブリッド5に続くハイブリッドモデル。ハイブリッドシステムを搭載するにもかかわらず、ベーシックモデルの価格は、同じエンジンを搭載する「335iセダン」から13万円高に留められている。

　3リッター直列6気筒DOHC直噴ツインスクロールターボエンジンとモーター、8速ATを組み合わせた、フルハイブリッドパワートレーンを搭載する。

　システム・トータルの最高出力は250kW（340PS）で、0-100km/h加速5.3秒と、これまでの同社のハイブリッドモデルと同様に、パフォーマンス志向で仕立てられている。

　一方で75km/hまではモーターのみでの走行が可能。統合車体制御システム「ドライビング・パフォーマンス・コントロール」で「ECO PRO」モードを選ぶと、80km/h以上でもアクセルOFFでトランスミッションがクラッチを切り、エンジンを停止させて走行できる。JC08モード燃費は申請中で明らかにされていないが、同社では「4気筒ガソリンエンジン並み」としている。

　バッテリーはリチウムイオン。トランクルーム床下に収められており、リアシートを4：2：4の分割可倒式とした。

　外観ではアクティブハイブリッド3のバッヂをトランクリッド右側とCピラーに貼る。ベースとなった3シリーズ セダン同様に、「スポーツ」「モダン」「ラグジュアリー」の3つのエクステリアパッケージ「デザインライン」が用意される。

　また、専用エアロキットやホイール、BMW Individualのハイグロス・シャドーライン、スポーツシート、Mスポーツ・ステアリングなどを備える「Mスポーツ」も用意される。オプションで、サスペンションのダンピング特製を自動的に制御する「アダプティブMサスペンション」が用意されるほか、ボディーカラーは6色用意され、Mスポーツ専用色の「エストリル・ブルー」が設定される。