HV/EVユーザーは期待と実燃費のギャップに不満
J.D.パワー「日本自動車セールス満足度」調査より

2012年8月28日発表



 J.D.パワー アジ・パシフィックは28日「日本自動車セールス満足度」調査の結果を発表した。乗用車を新車で購入した際の販売店の対応に関する顧客満足度のWeb調査。

 対象は新車購入後2~8カ月が経過した国産および輸入車ブランドの乗用車保有者7056人。調査期間は2012年5月下旬~6月中旬。

 総合セールス満足度の順位は、レクサス(720ポイント)、メルセデス・ベンツ(709ポイント)、ボルボ(686ポイント)、BMW(659ポイント)、アウディ(653ポイント)となった。レクサスは営業体制、店舗施設、商品展示でラグジュアリーブランドの最高値を獲得しており、6年連続で1位に輝いている。

 量販ブランドは、フォルクスワーゲン(642ポイント)、MINI(618ポイント)、日産(612ポイント)、三菱(607ポイント)、ダイハツ(606ポイント)の順となった。

 調査では、クルマの購入理由のトップが「燃費のよさ(48%)」となった。また、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)を購入した人は、それ以外のクルマを購入した人よりも、実燃費と期待していた燃費の乖離に不満を抱える傾向が強いとしている。また、HV/EV以外からHV/EVに買い換えた人のほうが、燃費への不満が大きいとしており、メーカーや販売店による対応を促している。

ラグジュアリーブランドのセールス満足度量販ブランドのセールス満足度

(編集部:田中真一郎)
2012年 8月 28日