ダウンサイズしたユーザーはクルマへの評価低い
2012年日本自動車商品魅力度調査より

2012年9月27日発表



 J.D.パワー アジア・パシフィックは9月27日、「2012年日本自動車商品魅力度(APEAL)調査」の結果を発表した。調査対象は新車購入後2~9カ月経過したユーザー1万758人。調査期間は2012年5月下旬~6月上旬。

 「外装」「内装」「収納とスペース」「オーディオ/エンターテインメント/ナビゲーションシステム」「シート」「空調」「運転性能」「エンジン/トランスミッション」「視認性と運転安全性」「燃費」の10カテゴリー95項目について、実際に所有しているモデルを評価した。

 これによるとブランド別の自動車商品魅力度ランキングは次のとおり。

ブランドスコア(1000点満点)
レクサス803
メルセデス・ベンツ789
BMW771
フォルクスワーゲン749
スバル719
ホンダ704
トヨタ702
業界平均691
日産687
マツダ680
スズキ661
ダイハツ660
三菱659

 またセグメント別のランキングは次のとおり。

セグメント車名スコア(1000点満点)
軽自動車ホンダ N BOX713
ダイハツ ミラココア691
ダイハツ ムーヴコンテ691
コンパクトフォルクスワーゲン ポロ737
日産 ジューク716
日産 キューブ707
ミッドサイズレクサス CT200h787
フォルクスワーゲン ゴルフ
ゴルフカブリオレ
ゴルフヴァリアント
760
マツダ アクセラ739
ミニバン日産 エルグランド750
トヨタ アルファード748
トヨタ ヴェルファイア732

 また、燃費や車の維持費を重視して小さい車に乗り換えたダウンサイズユーザーは、燃費以外の性能や外装の評価が、同じ大きさの車を継続して購入したユーザーより魅力評価が低い傾向があるとしている。

 同社のオートモーティブ部門シニアディレクターの川橋敦氏は、「顧客は買い替える前に乗っていた車の保有経験を踏まえて評価している様子が窺える。燃費だけでなく外装や運転性能に対して顧客が抱いている期待を的確に捉え、商品開発や販売活動に反映させることが自動車メーカーには求められる」と述べている。

(編集部:田中真一郎)
2012年 9月 27日