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NEXCO中日本、トンネル緊急点検の進捗率は72%

笹子トンネル 上りは0%、下りは91%。そのほかは完了

吊り金具と天端のレール部固定例
2012年12月6日発表

 NEXCO中日本(中日本高速道路)は12月6日、中央自動車道 笹子トンネルで2日に発生した天井板が落下する事故を受け、同様の天井板を有するトンネルの緊急点検について、進捗状況を発表した。

 点検は、トンネル天井板の吊り金具と固定金具、天井板の変形・破損の有無などについて近接目視と打音、触診により行われている。点検の対象となっているのは、中央自動車道 笹子トンネル(上下)、東名高速道路 都夫良野トンネル(下・左右ルート)、新東名高速道路 富士川トンネル、中央自動車道 恵那山トンネル。

 6日17時時点での進捗状況は、事故が発生した笹子トンネル(上り)は0%となっているものの、笹子トンネル(下り)は91%で、そのほかの対象トンネルについてはすでに完了、全体で見た平均進捗率は72%となっている。

12月6日17時時点の進捗率

路線名トンネル名上下トンネル延長緊急点検対象延長点検実施済延長(天井板上)進捗率(天井板上)点検実施済延長(天井板下)進捗率(天井板下)
中央自動車道笹子トンネル上り4,784m4,417m0m0%0m0%
中央自動車道笹子トンネル下り4,717m4,414m4,000m91%4,000m91%
東名高速都夫良野トンネル下・右ルート1,656m10m10m100%10m100%
東名高速都夫良野トンネル下・左ルート1,689m30m30m100%30m100%
新東名高速富士川トンネル上り4,503m120m120m100%120m100%
中央自動車道恵那山トンネル下り8,489m8,489m8,489m100%8,489m100%
合計25,838m17,480m12,649m72%12,649m72%

(編集部:小林 隆)