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三菱自動車、軽トラEV「ミニキャブ・ミーブ トラック」発売

実質的な負担額は139万8000円からの予定

MINICAB-MiEV TRUCK
2013年1月17日発売

185万8000円~191万500円

 三菱自動車工業は、軽トラックの電気自動車(EV)「MINICAB-MiEV TRUCK(ミニキャブ・ミーブ トラック)」を、2013年1月17日に発売する。

 価格は急速充電機能なしで185万8000円、急速充電機能ありで191万500円。経済産業省の「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金」の適用でそれぞれ補助金が上限46万円、上限48万円(いずれも予定)が付与され、実質的な負担額は139万8000円、143万500円となる。

充電して利用できる軽トラック
荷台スペースはガソリンエンジン車と同等とした

 MINICAB-MiEV TRUCKは、発売中の軽商用EV「MINICAB-MiEV」に続くEVシリーズの第3弾。10月に開かれた「CEATEC JAPAN 2012」などで発売予告がされていた。

 軽トラックということで農作業への活用を想定し、排気ガスとは無縁のEVにすることで積載する農作物をクリーンに保つことができる。また、近隣にガソリンスタンドがない地域で導入すれば、電灯線からエネルギーの補充ができるEVは、軽トラを収納する納屋にコンセントがあれば、給油のために遠く離れたガソリンスタンドまで回送するといった無駄な走行を防ぐことができる。

 メカニズムではMINICAB-MiEVで実績のある10.5kWhの駆動用バッテリー、最高出力30kW(41PS)のモーターなどのEVコンポーネントを搭載。ベースのガソリンエンジン車と同等となる1925×1415mmの荷台スペースと350kgの積載量を確保した。異なるのは荷台床面地上高がガソリンエンジン車と比べて40mm高くなる程度。

 オプションとしてMiEV power BOX(ミーブパワーボックス)を用意し、急速充電機能搭載車に限るが、車両に充電した電気から最大1500Wまでの電力を取り出すことができる。

トリイ&ゲートプロテクターと荷台灯はメーカーオプション、電気自動車のデカールはディーラーオプション
運転席のラジオはオプション
MiEV power BOXを使って外部に電力を供給することも可能

主要諸元

MINICAB-MiEV TRUCK
駆動方式2WD(FR)
車両重量930kg
荷台寸法(荷台長×荷台幅×ゲート高)1940×1415×290mm
最大積載量350kg
交流電力量消費率120Wh/km(JC08モード相当)
一充電走行距離110km(JC08モード相当)
原動機永久磁石式同期型モーター
形式Y51
最高出力30kW(41PS)/2500-6000rpm
最大トルク196Nm(20kgm)/0-300rpm
駆動用バッテリーリチウムイオン電池
総電圧270V
総電力量10.5kWh
充電時間の目安AC200V(15A)約4.5時間(満充電)
AC100V(10A)約14時間(満充電)
急速充電約15分(80%)

(正田拓也)