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三菱自動車、上海ショーで次世代EVのコンセプトカー「CA-MiEV」を出展

コンパクトセダンのコンセプトモデル「Concept G4」も展示

次世代EVのコンセプトカー「Concept CA-MiEV」
2013年4月15日発表

コンパクトセダンのコンセプトカー「Concept G4」

 三菱自動車工業は4月15日、第15回上海国際自動車工業博覧会(プレスデー:4月20日、一般公開日:4月21日~29日)の出展概要を発表した。

 今回の上海ショーでは、3月のジュネーブ国際モーターショーで発表した次世代EVのコンセプトカー「Concept CA-MiEV(コンセプト・シーエー・ミーブ)」と、バンコク国際モーターショーで発表したコンパクトセダンのコンセプトカー「Concept G4(ミツビシ・コンセプト・ジーフォー)」を中国で初披露。

 Concept CA-MiEVは、ボディーサイズ4050×1775×1550mm(全長×全幅×全高)、ホイールベース2550mmというコンパクトなボディーに、80kWを発生するモーターを搭載。モーター、インバーター、充電器は一体化され、電気ロスを低減する軽量タイプのEVシステムとした。さらにボディーの軽量化と空力性能の向上などにより、航続可能距離は300㎞に達すると言う。

 このほか、スマートフォンなどと連動する空調および充放電管理リモートコントロール機能、車両盗難時などにGPSで車両位置を捕捉するリモートトラッキング機能、走行環境に適応したECO運転アドバイス機能などを搭載し、利便性を高めている。

 一方、コンパクトセダンのコンセプトカーであるConcept G4は、パワートレーンに軽量コンパクトを謳う1.2リッターMIVECエンジンと副変速機付のCVTを採用するとともに、各部に軽量化を行ったことでクラストップレベルの低燃費を実現したと言う。

 また着座位置を高めにするとともに、ドア開口部を広めに設定したことでスムーズな乗降を可能にしたほか、広めにとった後席足下スペースにより乗員の快適性を高めたとしている。

 エクステリアでは透明度が高く輝きを引き立たせるダイヤモンドカットをモチーフとしたフロントグリル、ヘッドランプ、リアコンビランプを採用することで、精悍かつ存在感のあるフロントデザイン、走り去る後姿が印象的なリアデザインとした。

(編集部:小林 隆)