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仏シトロエン、2014年からWTCCに全戦参戦

ドライバーはWRCで9連覇を果たしたセバスチャン・ローブ。WRCへは引き続き参戦

シトロエンは2014年からWTCCに参戦
2013年6月25日(現地時間)発表

WRCへは引き続き参戦する

 仏シトロエンは6月25日(現地時間)、2014年のWTCC(世界ツーリングカー選手権)に全戦参戦すると発表した。ドライバーはWRC(世界ラリー選手権)で9連覇を果たしたセバスチャン・ローブ選手が務める。

 2012年のパリモーターショーにおいてWTCCへの参戦を検討していることが明らかにされていたが、正式に2014年から参戦することを発表。サーキットレースでの世界選手権にエントリーするのは初としており、このことについて「シトロエンにとってモータースポーツがテクノロジーを証明するために重要であるという重要なメッセージであり、ともに新たな挑戦へ乗り出すセバスチャン・ローブとのよい関係を続けることへのシトロエンの決意の表れ」とするとともに、中国、ロシア、南アフリカといった発展市場においてブランドを成長させる意味合いもある。

 この参戦について、セバスチャン・ローブ選手は「なによりも、このプロジェクトが決定したことを心から喜んでいます。シトロエンの歴史と私の人生に新たな一章を綴ることができるのは、私の夢でした。サーキットに出て、マシンをテストするのを心待ちにしています。自分にとって切り替えの年となるこの一年は、さまざまな経験に挑戦し、サーキットでのドライビングスキル向上に努めています。すぐに勝利を得られると思っていませんが、いつか必ず勝ってみたいという気持ちでいっぱいです」と述べている。

 なお、ラリー活動は引き続き行うとしている。

(編集部:小林 隆)