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高速道路各社、お盆期間の高速道路における渋滞予測を発表

下りのピークは8月10日~11日、上りのピークは8月15日と予測

「渋滞情報提供車」を展開して渋滞対策を実施(写真提供:NEXCO東日本)
2013年7月12日発表

 高速道路各社は7月12日、お盆期間(8月8日~18日の11日間)の交通集中による渋滞予測と対策を発表した。

 下りでは8月10日~11日、上りでは8月15日が10km以上の渋滞が多発する「ピーク日」と予測。回数の予測では8月10日か最も多い41回(下り)、次に8月15日が38回(上り)、8月11日が35回(下り)としている。

特に長い渋滞発生予測

方面道路名渋滞ピーク日時渋滞発生個所渋滞区間渋滞長ピーク時通過時間
下り中央道8月10日6時藤野PA付近高井戸IC→上野原IC40km約2時間
関越道8月13日8時東松山IC付近大泉JCT→嵐山小川IC40km約1時間20分
上り東名8月11日17時大和トンネル付近御殿場IC→横浜町田IC40km約1時間40分
東名8月14日18時大和トンネル付近御殿場IC→横浜町田IC35km約1時間25分
関越道8月16日17時高坂SA付近本庄児玉IC→鶴ヶ島IC35km約1時間10分
東名8月17日18時大和トンネル付近御殿場IC→横浜町田IC35km約1時間25分

※IC=インターチェンジ、SA=サービスエリア、JCT=ジャンクション

 このデータは、過去のお盆や年末年始、GWといった交通混雑期の交通状況を踏まえて予測しているもの。事前に道路の混雑状況を確認してもらい、スケジュールを工夫して分散利用してもらうことを目的に公開している。報告の中では昨年8月17日に中央道の甲府昭和ICから高井戸ICまで利用した場合を例に上げ、出発時間を渋滞ピークの4時間前にすることで、約2時間5分もの所要時間短縮が可能になったとしている。

 混雑対策としては、道路の路肩部分にパトロールカーを配置して、車載ディスプレイによる「上り坂等での速度低下注意喚起」「渋滞末尾への追突注意喚起」などを行うほか、SA・PAといった休憩施設をスムーズに利用してもらうため、駐車場整理員の配置、臨時トイレの設置、大型車駐車ますの確保などを実施するとのこと。

(編集部:佐久間 秀)