トーヨータイヤ、最上級の静粛性と乗り心地を目指したLミニバン専用タイヤ「トランパス Lu II」

　トーヨータイヤ（東洋ゴム工業）は、Lミニバン向けタイヤ「トランパス Lu II（エルユーツー）」を2014年1月14日に発売する。価格はオープンプライスで、215/65 R16 98V～255/35 R20 97Wの全10サイズを設定する。ラベリング制度における転がり抵抗性能はA、ウェットグリップ性能はb。

　エルグランド、アルファード/ヴェルファイアといった、Lサイズミニバンをターゲットとしたミニバン向けタイヤで、2005年に発売したミニバン用タイヤ「トランパス Lu」の後継モデルになる。既出のミニバン専用タイヤ「トランパス mpZ（エムピーゼット）」（http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20131218_628231.html）が14インチ～18インチが中心なのに対し、トランパス Lu IIは16インチ～20インチというタイヤサイズ展開となっている。

　トランパス Lu IIでは最上級の静粛性と乗り心地性能の実現を目指して開発が行われ、パターンブロックの大きさの組み合わせを最適化することでパターンノイズを低減したほか、アウト側リブを広くとり、立体的なサイプが支え合うことで剛性を高める「3Dマルチサイプ」を採用し、偏摩耗の抑制やコーナリング性能を高めた。また、プライコードの巻き上げを高め、タイヤ自体の剛性を強化する「スーパーハイターンアップ構造」などの採用により、操縦安定性を高めるとともにロードノイズの低減に成功した。

　アスファルト路面でトランパス Luと比較した試験では、ミニバンにおけるロードノイズを低周波（125Hz～200Hz）/高周波（630Hz～800Hz）ともに全席で低減した結果が明らかになっている。