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第82回ル・マン24時間レースフォトギャラリー

優勝したアウディ2号車のマルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ組
2014年6月14日、15日(現地時間)決勝開催

 今年行われた第82回ル・マン24時間レース、大いに耐久レースを満喫できるレース展開だった。

 テストデーで圧倒的な速さを見せたものの、トヨタは疑心暗鬼だったに違いない。なぜならば、アウディが本格的なタイムアタックをしていなかったからだ。トヨタ、ポルシェに対し、「我関せず」とでも言わんばかりに淡々とプログラムをこなしていく王者アウディの姿がどのように映ったのかは分からないが、今年のレース展開は何となく王者の思った通りに進んだ感がある。

 トヨタは順風満帆、スタートからトップを奪い、2周目にはワンツー体制に持ち込んだ。7号車はトップをひた走るが、8号車はドライブミスから順位を落とし、その直後、急に降り出した雨によってスピン、優勝候補から脱落した。そしてトップを走っていた7号車も電気系トラブルにより13時間53分の走行を持ってリタイア。トヨタに何が起こったかは定かでないが、ある程度の“運”もなければル・マンで勝つことはできないのか。日本人初のポールポジションを獲得した中嶋一貴選手をはじめ、来年もぜひ頑張ってほしい。

 また、来年から日産がル・マンに参戦することを表明している。ル・マン24時間レース、今後もっと面白くなりそうだ。

 ここでは第82回ル・マン24時間レースを写真で振り返ってみたい。

(Photo:中野英幸)