ニュース

国交省、京奈和道 大和御所道路 御所IC~御所南IC間(延長2.5km)を3月21日に開通

郡山下ツ道JCT~郡山南IC間は3月22日、天理王寺線~桜井田原本王寺線間は3月28日開通

2015年2月2日発表

御所IC~御所南IC間(延長2.5km):3月21日開通

郡山下ツ道JCT~郡山南IC間(延長1.6km):3月22日開通

天理王寺線~桜井田原本王寺線間(延長3.5km):3月28日開通

大和御所道路(延長27.2km)の路線概要(図の左側が北)

 国土交通省 近畿地方整備局は2月2日、京奈和自動車道の大和御所道路 御所IC(インターチェンジ)~御所南IC間(延長2.5km)を3月21日、同 郡山下ツ道JCT(ジャンクション)~郡山南IC間(延長1.6km)を3月22日、同 天理王寺線~桜井田原本王寺線間(延長3.5km)を3月28日に開通させると発表した。この開通を受け、延長27.2kmの大和御所道路のうち約6割が開通することになる。開通時間や開通式典などについては後日発表。

 大和御所道路は西名阪自動車道と交差して京奈和道の南側に位置し、1992年度(平成4年度)から事業化された道路。この開通により、「企業立地の推進による民間需要の拡大」「観光産業の支援」「広域ネットワ-クの形成」「混雑緩和・安全性の向上」が期待できるとしている。

すでに京奈和道の開通区間周辺に企業立地が進んでおり、道路開通による延伸を受けて民需拡大、消費拡大が期待できるとする資料
京都、奈良、和歌山を接続する京奈和道の周囲には世界遺産も点在。移動時間の短縮による観光産業支援も目的の1つ
京奈和道が4車線開通した場合、和歌山市から奈良市の移動時間が約95分から約60分に、和歌山市から名古屋市の移動時間が約200分から約180分に短縮されるとの試算
並行して走る国道の渋滞が緩和され、信号のない大和御所道路に交通が転換することで交通事故も減少するという見込み

 また、3月22日に郡山下ツ道JCT~郡山南IC間が開通することで西名阪道と接続されることを受け、郡山下ツ道JCTを利用して西名阪道の均一料金区間である天理ICや香芝ICまで走行する場合の通行料金(普通車410円、軽自動車等310円など)、ETC装着車を対象とした割引料金などについても公表されている。

京奈和道と西名阪道を乗り継いだ場合の通常料金。普通車は天理IC、香芝ICまで410円となる
郡山下ツ道JCT~天理ICの利用時に70円~490円、郡山下ツ道JCT~大和まほろばスマートICの利用時に80円~530円のETC割引を設定する

(編集部:佐久間 秀)