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ヤマハ、2015年のモータースポーツ参戦体制を発表
若手ライダー育成が目的の新チーム「YAMALUBE RACING TEAM」を新設
(2015/3/6 18:27)
ヤマハ発動機は3月6日、2015年の国内、アジア地域におけるモータースポーツへの参戦体制を発表した。従来からある「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」に加え、2015年からは若手ライダーの育成を目的とした新チーム「YAMALUBE RACING TEAM」を創設し、国内レースに2チーム体制で臨む。
全日本ロードレース選手権については、YAMAHA FACTORY RACING TEAMから、国内最高峰のJSB1000で昨シーズンまで3連覇を果たしている中須賀克行(なかすが かつゆき)選手が、フルモデルチェンジした新型「YZF-R1」をベースとするマシンで2015年もJSB1000に継続参戦する。
また、同じくJSB1000には、YAMALUBE RACING TEAMから、2014年のJSB1000ランキング8位となった野佐根航汰(のざね こうた)選手と、同9位の藤田拓哉(ふじた たくや)選手の2人が参戦。「中須賀選手を目標に上位を目指す」とする。JSB1000は4月18日に鈴鹿サーキットで開幕する。
全日本モトクロス選手権には、YAMAHA FACTORY RACING TEAMから2014年IA1クラスランキング5位の平田優(ひらた ゆう)選手と、同IA2クラスランキング5位の安原志(やすはら のぞむ)選手の2名がYZ450FMでIA1クラスに参戦。また、YAMALUBE RACING TEAMからは同IA2クラスランキング15位の渡辺祐介(わたなべ ゆうすけ)選手がYZ250FでIA2クラスに参戦する。全日本モトクロス選手権は、4月4日の九州大会(HSR九州)が開幕戦となる。
また、全日本トライアル選手権には、IAスーパークラスで2014年ランキングの2位につけた黒山健一(くろやま けんいち)選手が、YAMAHA FACTORY RACING TEAMからTYS250Fで出場。史上最高記録となる通算12回目のチャンピオン獲得にチャレンジする。開幕戦は3月8日に茨城県の真壁トライアルランドで開催される関東大会からスタートする。
また、日本をはじめ、インドネシア、マレーシア、タイ、カタールを舞台に開催されるアジアロードレース選手権についても、2015年から新設された250ccカテゴリーにYZF-R25をベースとしたマシンで参戦する。ライダーには、同じくアジア圏となるインドネシア、マレーシア、オーストラリア、タイ、中国、韓国という、幅広い国籍の若手選手ら13名を選抜。4月19日のマレーシア、セパン・インターナショナル・サーキットから開幕する。