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ホンダ、「N-BOX」シリーズと「N-ONE」をリコール。対象は10万5351台

減速中のシフトダウンを繰り返すとドライブシャフトが折損するおそれ

2015年11月12日発表

ホンダ「N-BOX」
ホンダ「N-ONE」

 本田技研工業は11月12日、「N-BOX」「N-BOX カスタム」「N-BOX+」「N-BOX+カスタム」「N-ONE」の5車種をリコールすると発表した。

 対象となるのは、2011年12月12日~2013年12月23日に製作されたN-BOXシリーズの4車種と、2012年10月18日~2014年4月25日に製作されたN-ONEで、計10万5351台。なお、対象範囲の一部には改修対象ではない車両も含まれている。

 今回のリコールでは、対象モデルのパドルシフト搭載車でエンジン制御コンピューター(ECU)プログラムが不適切となっており、アクセルペダルから足を離して減速しているときにパドルシフトを操作してに2速から1速に変速すると、無段変速機(CVT)のドライブプーリーシャフトに高い負荷が加わることがある。これにより、こうした状態が繰り返されるとシャフトが折損して、最悪の場合には走行不能となるおそれがある。

 改善措置としては、車載しているサービス診断記録装置の内容を確認。ドライブプーリーシャフトに対する負荷状態が基準値以内だった場合はECUを対策プログラムに書き換え、基準値以外だった場合には、ECUを対策プログラムに書き換えることに加え、CVTを新品と交換する。

 なお、このリコールは2013年6月13日にも届出番号「3173」として国土交通大臣に対してリコール届出を行ったものと同じだが、新たな原因が判明したことを受け、対象範囲を見直して再度届出を行っている。

基準不適合発生個所

(編集部:佐久間 秀)