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トヨタ、燃費管理やドラレコ機能を追加した法人向けテレマティクスサービス「TransLog」

「プリウス」など7モデルで「ECOドライブサポート・燃費管理サービス」を提供

2016年1月20日提供開始

ドライブレコーダーを活用した危険挙動記録

 トヨタ自動車とトヨタメディアサービスは12月11日、リース車両の運行管理を支援する法人向けテレマティクスサービスに、燃費管理やドライブレコーダー機能などを追加した新サービス「TransLog(トランスログ)」を開発し、2016年1月20日より提供を開始すると発表した。

 TransLogは、従来のサービス「G-BOOK BIZ(ジーブック ビズ)」を一新したもので、新サービスでは、従来の「運転日報自動作成」「安全・エコ運転診断」「危険運転警告」などに加え、エコ運転の効果的な指導に役立つ「ECOドライブサポート・燃費管理」サービスや、ドライブレコーダー機能により動画と地図データが連動した状態で運転状況の確認が可能な「危険挙動記録」、勤怠管理や業務担当エリアの見直しに活用可能な「走行軌跡表示」などの新機能を追加した。

 サービスの対象車種となるのは、TransLogで提供する「ECOドライブサポート・燃費管理サービス」を含めて対応するのが、「カローラ アクシオ(ハイブリッド車)」「カローラ フィールダー(ハイブリッド車)」「プリウス」「ノア」「ヴォクシー」「エスクァイア」「アクア」の7モデル。

 そのほかに、TransLog(ECOドライブサポート・燃費管理サービス非対応)に対応するのが、「プロボックス」「サクシード」「カローラ アクシオ」「カローラ フィールダー」「ヴィッツ」「パッソ」「ピクシス バン」「ピクシス エポック」「ハイゼットカーゴ(ダイハツ)」「ミライース(ダイハツ)」の10モデル。

 なお、「ECOドライブサポート・燃費管理」サービスの提供に関しては、日本自動車工業会が、診断機接続用コネクターへ燃費情報を取得するための機器など後付け用品の取り付けで、バッテリーがあがったり、警告灯が点灯するなどの思わぬトラブルを招く恐れがあるとして注意喚起をしていることに対応して、対象車両のCANから燃費情報を取得するシステムとした。

 同サービスは、全国のトヨタレンタリース店を通じて提供され、従来のリース契約のオプションとして付帯する方法に加え、機器レンタル方式によるTransLogの単独契約も選択可能としている。

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(編集部:椿山和雄)