写真で見る「アウディA6」


1月13日発売

 1月13日に発売されたアウディ「A6」は、2004年に登場した3代目A6のマイナーチェンジモデルだ。A6という車名では3代目だが、遡れば1968年に登場した「100」をその祖としており、初代100から数えると6代目となる。スーパーチャージャーの採用、リアのトルク配分を増やしたクアトロシステム、レーダーやCCDを活用したドライビングアシストシステムなどの新機軸が多数搭載されているが、「6ライト(両側面に計6枚の窓を持つ形式)の4ドアセダン」という初代100から続く伝統のスタイルは継承されている。

 「3.0 TFSI クアトロ」は、3.2FSIを置き換えるモデル。最大出力が213kW(290PS)に、最大トルクが420Nmになり、10・15モード燃費は9.4km/Lになった。出力は14%増、トルクが27%増となった一方で、10・15モード燃費は8%向上している。

 2.8リッターのV型6気筒ガソリン直噴エンジンを積む「2.8 FSI クアトロ」には2ステージ可変バルブリフトシステム「AVS」(Audi Valvelift System)が搭載され、最高出力が154kW(210ps)から162kW(220ps)に引き上げられた。

 ここでは新型アウディA6の3.0 TFSI クアトロを、写真で紹介する。

シングルフレームグリルやヘッドランプのデザインが変更された
伝統の6ライトウインドウスタイル。トランクリッド後端はリップスポイラーとしての機能を果たす形状になっている
ターンシグナルランプはサイドミラーに埋め込まれているV型6気筒スーパーチャージャー付き3.0リッター直噴ガソリンエンジンを搭載。レスポンスのよさと、V6エンジンのバンク間にユニットを納められるコンパクトさが、機械式スーパーチャージャー採用の理由だと言う。ルーツブロワー式を採用し、ブースト圧は最大0.8bar
3.0TFSIは本革シート、シートヒーター、リア電動サンブラインドなどを標準装備。2.8FSIではオプションとなるリモコンキー
メーターパネル中央には速度やATのモード、オーディオの状態などを表示するインフォメーションディスプレイが備わるレーンアシストやアダプティブクルーズコントロールが含まれるドライブアシストパッケージを装着すると、ステアリングは4本スポークとなるトランスミッションはトルコン式シーケンシャルシフトモード付き6速AT「ティプトロニック」。シフトレバーの周囲にはMMI(マルチメディアインターフェイス)のダイヤルをはじめ、多数のスイッチが集中する
エアコンは左右独立制御グローブボックス内にETCのカードスロットやCDチェンジャーが納められているハンズフリーフォンのインターフェイスはセンターアームレストの中
撮影した車両はオプションのガラスサンルーフを装着パワーシートのポジションメモリースイッチはドアに付く
ディスプレイとMMIで、各種の詳細な設定ができる
APS(アウディパーキングシステム)は、駐車を容易にする装備。リアナンバープレートの上にあるカメラによるリアビュー表示か、センサーによる障害物警告を選べる
アダプティブクルーズコントロールのレーダーはフロントナンバープレート下に設けられるアウディサイドアシストは、レーンチェンジ時に追走車を検知すると、サイドミラーの警告灯でドライバーの注意を喚起する
アウディレーンアシストは、ルームミラーの前にあるCCDで車線を検知し、車線を外れると計器盤の警告灯が緑から赤に変わってドライバーに知らせる
サルーンらしくリアシートの装備も充実している
スペアタイヤはなく、パンク修理キットを搭載するリアシートは4:6の分割可倒式
 

 

URL
アウディジャパン株式会社
http://www.audi.co.jp/
製品情報
http://www.audi.co.jp/audi/jp/jp2/new_cars/a6.html
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(編集部:田中真一郎)
2009年1月14日