写真で見るボルボ V50 2.0e 2リッターエンジンとデュアルクラッチATのエントリーモデル |
ボルボ C30/S40/V50は、ボルボのラインアップ中もっともコンパクトなボディを持つエントリーモデルだ。この3兄弟に、直列4気筒 2リッター DOHCエンジンと、6速のデュアルクラッチAT「Powershift」を組み合わせたパワートレーンを搭載し、従来の直列5気筒 2.4リッター車よりも価格を下げたモデル「2.0e」が追加された。
輸入車のエントリークラスは100万~200万円台がボリュームゾーンと言われているが、自らをプレミアムブランドと位置づけるボルボに200万円台の車は用意されていなかった(C30の最廉価モデルを除く)。しかし2.0eは、300万円以下で買える「真のエントリーモデル」だ。C30は279万円から、V50でも299万円からの値付けがされている。
C30 | V50 | S40 |
左からC30、V50、S40のエンジンルーム。フロントマスクもエンジンルームの眺めも3車種とも同じ |
3車種とも、車体後部のVOLVOのロゴがクラシックなタイプに変更された。2009年型のボルボ車はみなこのタイプのロゴを付ける |
価格は安くなったが、ベーシックグレードの「2.0e Powershift」を以前のベーシックグレード「2.4i Aktiv」と比べると、省略された装備はシートヒーターと助手席の調整機構にとどまり(V50はルーフレールも省略される)、ボディー同色ドアモールとトリップコンピューターが追加されている。
また装備充実モデルの「2.0e Aktiv」は、2.4i Aktivにデラックスパッケージオプションを追加したのと同等の装備を持つにもかかわらず、10万~30万円安くなっている。さらにラゲッジカバーとルーフレール、12Vパワーソケットのおまけが付くV50の買い得感は高い。
ここではV50 2.0eを、写真で紹介する。グレードはベーシックモデルのPowershiftだが、撮影車両は先行生産車のため、販売されるPowershiftとは次の装備が装備が異なる。
撮影車両 | 販売される2.0e Powershift | |
シート | T-TEC/テキスタイル | テキスタイル |
オーディオ | ハイパフォーマンスオーディオ | スタンダードパフォーマンス |
オーディオリモコン | 有 | 無 |
ステアリング | 本革巻 | ウレタン |
シートヒーター | 有 | 無 |
助手席高さ調節機構/ランバーサポート | 有 | 無 |
ルーフレール | 有 | 無 |
(編集部:田中真一郎)
2009年 2月 24日