写真で見るルノートゥインゴ |
ルノーのベーシックモデル、「トゥインゴ」。ターボエンジンに5速MTを組み合わせた「トゥインゴGT」もあるが、撮影車両はスタンダードグレードのトゥインゴとなる。
旧型は左ハンドルのみと乗りこなしに敷居が高いベーシックカーだったが、新型では右ハンドルとなったうえに質感も大幅にアップし、日本でも乗りやすい仕様に進化した。
フランスの大衆車ゆえ、高級感などはあまり期待すべくもないが、シンプルで明るさを感じる内装デザインなど、コストをかけずにアイデアで快適さを演出する工夫が見られる。
ハンドル位置は右。トランスミッションは「クイックシフト5」と呼ばれる、自動変速も可能な2ペダル5速MT。通常のトルコン式ATのようなスムーズな機械まかせの加速は期待できないが、シフトチェンジにあわせたアクセルワークを工夫することで、スムーズに走らせることはたやすく、レバーを前後に動かすだけでシフトアップやダウンも可能。AT限定免許でも乗れるし、トルコン式のような滑りも少ないので燃費にも好影響だ。
少し不便なのは後席のドアがないことと、4人乗りであることくらい。価格は200万円を割り込んでおり、輸入車の中でも最廉価クラスとなる。
ルノーのベーシックカー、トゥインゴ。コンパクトなサイズと1tを下回る車重、明るく品のあるカラーリングなどが特長。サイズは全長3600mm、全幅1655mm、全高1470mmと取り回しも楽なサイズ |
(正田拓也、Photo:若林直樹)
2009年 3月 16日