写真で見るSTI「フォレスターtS」


 STI(スバルテクニカインターナショナル)のコンプリートカー「tS」シリーズの第2弾として発表されたのが「フォレスターtS」だ。限定300台で12月24日より発売され、2011年の3月31日まで注文を受け付ける。価格は362万2500円。

 ベースとなるのは先日のマイナーチェンジで追加設定されたスバル「フォレスター S-EDITION」。2.5リッターターボを搭載したフォレスターのトップスポーツグレードだ。ただでさえスポーティなS-EDITIONをベースにさらにSTIの手によって、サスペンションやボディー補強、内外装に手を加えられている。

 サスペンションはスプリング、ダンパーともに専用にセッティングしたSTI製を装備。車高は約15mmダウンしている。同時にボディー補強として、フレキシブルタワーバー、フレキシブルサポートのほか、フレキシブルドロースティフナーなどを装着。STIのコンプリートカーで多く採用されているフレキシブルタワーバーも、ブラケット形状やバーの角度など、要求される強度に合わせてフォレスターtS専用で開発したものとのこと。

 エクステリアではフロントにハーフバンパータイプのフロントスポイラーを装着。グリルには「tS」のエンブレムが付く。ホイールはベースのS-EDITIONでもSTI製アルミホイールを装着するが、tSでは新デザインのホイールを装備する。また、マフラーもSTI製スポーツマフラーを装着し、スポーティにボクサーサウンドを奏でる。

 インテリアもレガシィtSと同様にルーフ内張りやピラートリムなど内装を黒で統一。オーディオパネルはカーボン調パネルとし、シートは本革とアルカンターラの表皮にSTIの黒刺繍と赤ステッチをあしらった専用シートを装備。ドアトリムなどもアルカンターラで加飾している。

ハーフバンパータイプのフロントスポイラーが特徴。前後にはtSのエンブレムが設けられ、車高も15mmダウンしている。撮影車両のボディーカラーは専用色のWRブルー
フロントまわりリップタイプではなくハーフバンパータイプとなるフロントスポイラーグリルにはtSのエンブレム
リアまわりマフラーはSTI製のスポーツマフラーだリアゲートの運転席側にtSのエンブレム。助手席側にはSTIのエンブレムが付く
STI製17インチ鋳造アルミホイールエンジンは2.5リッターターボ。出力も含めベースのS-EDITIONと同じフレキシブルタワーバー。フォレスター用に専用開発されたもの
フロントサスペンション。スプリング、ダンパーともに専用設計リアサスペンションフレキシブルドロースティフナー。テンションをかけることで剛性をアップする
インストルメントパネルステアリングにはSTIのエンブレムメーターにもSTIのロゴ。スピードメーターは240km/hまで刻まれる
カーボン調のオーディオパネルSTI製本革巻きATセレクトレバーSTI製プッシュエンジンスイッチ
アルカンターラと本革を使ったシート。ステッチは赤で前席にはSTIのロゴが刺繍されるピラートリムや屋根の内張り、サンバイザーなども含めブラックで統一されるtSのロゴが入ったサイドシルプレート

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(瀬戸 学/Photo:高橋 学)
2011年 1月 17日