2010年の12月22日にフルモデルチェンジして発売されたトヨタ「ヴィッツ」。5ドアコンパクトとして人気の高い車種のフルモデルチェンジだけに注目が集まっている。また、一部グレードにアイドリングストップ機構「Toyota Stop＆Start System」を設け、クラストップの低燃費26km/Lを実現したのも特徴。

　新型ヴィッツのエクステリアは、押し出し感の強いフェイスやエッジの効いたショルダーラインなど、従来モデルと比べると、シャープで軽快感の強いデザイン。さらにスポーティモデルである「RS」グレードでは、専用のスポーツグリル＆エアロバンパー、専用LEDリアコンビネーションランプ、16インチアルミホイールなどを専用装備し、よりスポーティな印象に。内装においても、シート表皮も専用とするなど、スポーツグレードとしての差別化を図っている。

　また、RSには5速MTも用意し、CVTモデルではパドルシフトを備える。サスペンションも専用セッティングで、4輪にディスクブレーキを備えるなど、ルックスだけでなく、中身もスポーティさを求めるユーザーに特化した仕様となっている。

　メッキの加飾や専用カラーでより女性的で品のあるアピアランスを持ったのが新設定グレードの「Jewela」だ。エクステリアではメッキ加飾のフロントグリルやステンレス製のドアベルト、専用エンブレム、専用フルキャップホイールカバーなどを装備。またJewela専用オプションとして、ドアミラーとアウタードアハンドルをシルバー加飾とする「シルバーデコレーション」も用意。さらに、シルバーデコレーション専用ボディーカラーも5色用意される。

　インテリアでは、シート表皮に専用のファブリックを用い、専用内装色のトリュフも用意。またエアコン調整ダイヤルにメッキ加飾を加えるなど、華やかさを持たせている。

スポーティグレードのRS。ボディーカラーはスーパーレッドV	スポーツタイプのフロントバンパーとグリルはRS専用装備	RS専用加飾が施されたディスチャージヘッドライト。フォグランプも標準装備となる
ワイパーは1本タイプ。これは全グレード共通	サイドマッドガードも装備	ダークメタリック塗装の16インチアルミホイール
リアビュー	リアルーフスポイラー	テールランプもRS専用の意匠となる
リアバンパーもRS専用のスポーツタイプ	リアにもディスクブレーキを採用するのはRSのみ	直列4気筒DOHCの1.5リッターエンジンを搭載
RSのインストルメントパネル全景	本革巻きステアリングにはシフトパドルもつく	スポーティな3眼メーター。タコメーターも装備
よりきびきびとした走りを可能とするCVT SPORTモードも持つ	7速MTモードを持つCVTはRSの専用装備	カーナビはオプション装備。RSではオートエアコンを装備する
シートはスポーツファブリックを使ったRS専用の表皮となる	前席	後席

Jewelaのエクステリア。撮影車はシルバーデコレーション装備車でボディーカラーはブルーマイカメタリック	Jewela専用のメッキ加飾グリル	ヘッドライトは専用加飾のハロゲンタイプ。フォグランプはオプション
シルバーデコレーション車はドアミラーとアウトサイドドアハンドルがシルバー加飾となる	ドアベルトモールディングがステンレスになるのもJewelaのみ	ダイヤモンドカットをイメージさせるホイールキャップもJewela専用装備
リアビュー	テールランプはLEDタイプ	専用エンブレムを装備
Jewelaのインパネ全景	ステアリングはウレタンタイプ	マルチインフォメーションディスプレイ付きのアナログメーター
マニュアルエアコンダイヤルにはメッキリングによる加飾があしらわれる	トランスミッションはCVT	荷物や傘を固定できる買い物アシストシート
撮影車の内装はライトグレー。Jewelaでは他にトリュフも用意	前席。シート表皮はJewela専用ファブリックを採用	後席。1.3リッターでは6:4分割可倒式、1.0リッターでは一体可倒式となる
Jewelaではオプション設定となるアジャスタブルデッキボード。セット位置を上下2段階で選ぶことができ、120mmフロアを下げることができる		アジャスタブルデッキボードを上段にすると、倒した後席とフラットな収納スペースになる