写真で見るダッジ「ナイトロ」


 ダッジ「ナイトロ」はミドルサイズのSUVで、2007年のダッジブランドの日本導入とともに発売された4車種のうちの1つ。エンジンは最高出力151kW(205PS)/5200rpm、最大トルク314Nm(32kgm)/4200rpmを発生する3.7リッターV型6気筒SOHC12バルブで、4速ATと組み合わせられる。グレードは17インチホイールを装着する「SXT」のみで、ステアリングホイール位置は右側のみとなっている。

 フロントの十字に分割された大型グリルと「ラム」エンブレムがダッジらしいデザイン。撮影車は2010年モデルだが、3月からすでに2011年モデルのナイトロが発売が開始されており、2010年モデルの発売は終了している。2010年モデルと2011年モデルは、ルーフアンテナの形状と、リアヘッドレストの形状が異なる。また、シートの色がダークスレートグレー/ライトスレートグレーからダークスレートグレーへ変更されたほか、2010年モデルで装着されていた6連奏DVDプレーヤーが、2011年モデルではシングルDVDプレーヤーに変更になっている。

 2011年モデルの価格は298万円で、2010年モデルよりも値下げされている。レザーシート、フロントシートヒーター、パワーガラスサンルーフを装着すると319万8000円となる。

 車体のサイズは、4580×1860×1785mm(全長×全幅×全高)、重量は1890kg(サンルーフ付きは1910kg。乗車定員は5名。撮影車のボディーカラーはブリリアントブラッククリスタル。

 なお、購入時に所定の契約料を支払うと新車購入から3年間、エンジンオイルやエンジンオイルフィルター交換が規定の回数無料になるほか、12カ月、24カ月の法定定期点検費用が無料になるなどのメンテナンスサポートが受けられる「メンテナンスフォーユー」が用意される。また、通常は3年間または6万kmの車両保証を、一定条件で基幹部位の保証を最長5年間または10万kmに延長し、24時間年中無休のトラブル対応「24h FOR YOU」アシスタントサービスも、新車登録時より3年間(走行距離無制限)適用される。

四角い2ボックスボディに、ダッジブランドのアイデンティティである十字グリルに、張り出したフェンダーが力強さをアピールしている。アルミホイールは海外モデルは20インチも用意されるが国内は17インチモデルのみ

 

特徴的なフロントマスクナイトロはダッジのエンブレムではなく、引き続きラムのエンブレムが採用されているホイールは17インチ。オールシーズンタイヤのグッドイヤー「EAGLE RS・A」が装着される
左ドアミラー下には死角を補うためのカメラが設置され、そのカメラの映像は左ドア内側に小型の液晶モニターに表示される
リア左フェンダーには4×4ロゴと給油口がある。給油口カバーはメッキ処理されているフロントに比べリアはおとなしめなデザイン
リアゲート中央にはラムロゴが装着されるエンジンは3.6リッターV6のみ。米国でラインアップされる4リッターエンジンは国内には投入されない

 

フロントドア開口部。大型のドアポケットとドリンクホルダーを備える特徴的な半円形デザインのアルミ製ドアハンドルと、オーソドックスな配置のドアスイッチ類
メッキ処理されたスカッフプレートが装着される。クロームサイドステップも標準装備リアのドア開口部。フロント同様のアルミ製ドアハンドルを備える。ドアポケットは丸くデザインされたスピーカーのためかなり小さめシートは汚れ防止、防臭、静電気防止加工が施されたファブリックシート。シートのポジション調整は前後のスライドのみ電動で、リクライニングは手動となる。助手席のシートバックは可倒式で、長尺物を積みやすい
インストゥルメントパネル。試乗車にはオプションのカーナビやETCなどが装着されていたステアリング中央にはラムエンブレムが配置される。左右にはシンプルなスイッチが並ぶ。右下のレバーはクルーズコントロール用メーターは240km/hスケールで、タコメーターも備える。左メーター内には、方位や外気温、トリップ、オーディオ、各種ステータスを表示できるビークル・インフォメーション・センターを内蔵する
オプションで装着されたカーナビカーナビの下にはダイヤル式のエアコン操作部が並ぶ。最下段にはシガーソケットのほか、ESPのオフスイッチやハザードスイッチなどが並ぶセンターコンソール。シフトゲージ脇の「TOW/HAUL」スイッチは牽引時に使用するもの。さらに左には2WD/4WDの切り替えスイッチもある
センターコンソール部のシフトレバー後には口径の異なるドリンクホルダーが用意され、そのうちのひとつには灰皿が装着されているアームレスト内の小物入れ。コインホルダーや、iPhone接続用ケーブルを備える
カーゴスペース用のリアシェルフ。左から展開時、収納時、取り外した状態
リアシートは6:4の分割可倒式
カーゴスペースのフロアトレーはリバーシブルになっており、裏面に荷物を整理できるよう突起が設けられている。右はトレイを取り外した状態

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http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/photo/

(Photo:礒村浩一/平 雅彦)
2011年 6月 3日