写真で見るシトロエン「C4」


 フォルクスワーゲン「ゴルフ」など強敵が多数存在する欧州Cセグメントにシトロエンが送り込んだ「C4」。2004年に登場した初代は、アーチ形状のルーフラインを持つ、個性的なスタイリングが目を引くクルマだった。

 2010年に発表された2代目は、一般的なルーフラインの5ドアサルーンとして生まれ変わった。アバンギャルドなスタイリングは、近々日本にも導入されるよりスペシャリティー色の強い「DS4」にゆずったわけだが、アグレッシブな表情のフロントマスクや後ドアで分かれるウエストラインなど、C4らしさを打ち出すことも忘れていない。

 ボディーサイズは先代よりも35mm長く、15mm広く、10mm高くなっており、拡大分はすべてパッセンジャールームとラゲッジスペースの拡張に使われた。特にトランクルームは、380Lもの容量を確保している。

 直列4気筒DOHC1.6リッター直噴 ツインスクロールターボエンジンと6速シングルクラッチAT「EGS」を搭載する「エクスクルーシブ」と、直列4気筒DOHC1.6リッターエンジンと4速ATを搭載する「セダクション」の2グレードが用意される。駆動方式はいずれもFF。

アーチ状のルーフラインはより直線的に改められたが、全高は先代よりも高められている。フロントの「ダブルシェブロン」はグリルと一体化されている。撮影車はエクスクルーシブ

エクスクルーシブは17インチアルミホイールを標準で装備するターンシグナルランプはドアミラーの付け根にエクスクルーシブのバッヂがフロントフェンダーに付く
ワイパーは外側を支点に動くタイプエクスクルーシブは前後にソナーを装備。セダクションは後のみとなる
エクスクルーシブはバイキセノンディレクショナルヘッドライトを備える
コーナーリングランプ機能付きのフォグランプは全車標準
テールランプ。リアフォグも標準装備
給油口は右側ロッドタイプのアンテナはねじ込み式エクスクルーシブはパノラミックガラスルーフを標準で装備する
エクスクルーシブの直列4気筒DOHC1.6リッター直噴 ツインスクロールターボエンジン。115kW(156PS)/6000rpm、240Nm(24.5kgm)/1400-3500rpmを発生する
ファブリックとレザーのコンビネーションシートを装備するエクスクルーシブの内装
ハイトアジャスターは全車標準エクスクルーシブにはマッサージ機能を持つ「アクティブランバーサポート」が備わる
6速EGSのシフトレバーはRNAMの4ポジションのみ。パーキングブレーキは電動シフトパドルも装備する
エアコンはデュアルゾーンエクスクルーシブはシフトレバー前に大型のコンソールボックスを備える。
センターアームレストは前後にスライドし、その下に物入れを備える
ステアリングホイールにはオーディオやクルーズコントロールのスイッチを備えるステアリング右にはESPのカットスイッチ、フューエルリッドオープナー、パーキングセンサーのカットスイッチ、パーキングスペースセンサーのスイッチがあるあまり大きくないグローブボックス
エクスクルーシブは斜め後方の死角の車を検知するブラインドスポットモニターシステムを標準で装備する。検知するとドアミラー内にオレンジ色のランプが光る
リアシート。エクスクルーシブは6:4の分割可倒式シートに加え、トランクスルーホールも備える
ラゲッジスペースの床下にスペアタイヤを搭載する
メーターパネルはスイッチによりスケールと内部の表示の色を5色に変えられる
メーターパネル中央のインフォメーションディスプレイ
縦列駐車時に駐車できる間隔かどうかを測るパーキングスペースセンサーフロントソナーの表示
ルーフコンソールパノラミックグラスルーフには電動のシェードが備わる
照明付きのバニティミラーEGSなので2ペダル

こちらはノンターボエンジンを搭載する「セダクション」
ヘッドライトがハロゲンになるホイールは16インチ。オプションのパノラミックグラスルーフを選ぶと17インチになる
セダクションのシートはファブリック4速ATのシフトレバーセダクションはシフトレバー前のボックスがない
6:4の分割可倒式シート。セダクションはトランクスルーホールがない
ラゲッジルーム左の照明は取り外してハンドライトとして使える


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http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/photo/

(編集部:田中真一郎/Photo:安田 剛)
2011年 8月 1日