「写真で“ちょっとだけ”見る」と題して、日本未発売の車両を3台お届けする。細かい部分の撮影は許されていないため、「ちょっとだけ」となるわけだが、雰囲気は味わえるものと思う。

　シトロエンは「C」と「DS」の2つのシリーズを展開しているが、DSはCよりも先鋭的で高級な製品ラインと位置づけられている。2010年5月に日本に導入された第1段の「DS3」は、C3をベースとしつつより先鋭的なデザインを持つ3ドア車で、シトロエンのブランドイメージを象徴するクルマとしてWRCのベース車両にもなっている。

　「DS4」は「C4」をベースとした5ドア車。クーペライクに弧を描くルーフを与えられ、よりスタイリッシュなクロスオーバー風のルックスを与えられている。先代よりも保守的なスタイリングを与えられたC4と対を成す、魅力的な1台となっている。

　日本に導入されるパワートレーンは明らかになっていないが、このところPSAの定番である直列4気筒1.6リッターガソリンユニットの系統になるものと思われる。

　なお、ここで紹介する車両は日本に導入される仕様とは異なることをご了承いただきたい。

当初は「クロスオーバー」と紹介されたDS4だが、実車の車高はさほど高くなく、どちらかといえば「4ドアクーペ」という雰囲気

フロント、リアともC4のイメージを踏襲しつつ、造形は全く異なる

シトロエンのエンブレム「ダブルシェブロン」をアレンジして「DS」を表すDSラインのエンブレムはフロントとBピラーに。テールゲートのエンブレムは車名を表す

リアドアのドアノブはCピラーに隠れている	タイヤは225/45 R18のミシュラン パイロットスポーツ
ドアミラーを始め随所にメッキパーツを採用。ウェルカムライトも装備する