トピック
手軽な価格の高性能ホイール「RMP RACING」とは？
市販ホイール市場でシェア10％以上を誇るマルカサービスの新たな挑戦
- 提供：
- マルカサービス株式会社
2019年5月31日 00:00
マルカサービスという会社をご存じだろうか？ アルミホイールを製造するメーカーで、約1100万本/年という日本のアフターホイール市場において、実に10％を超える120万本のシェアを持つに至る。例えば「RMP」「NITRO POWER」「GARCIA」などが同社のブランドだが、ほかにもスタッドレスタイヤとセットで販売されているようなホイールも同社の製品だったりする。
もともとが自動車用パーツの卸業からスタートしたということもあって、以前は同社の名前を前面に出さない姿勢であったが、4年ほど前から方向性を変更。これまで築いてきたホイール製造の経験を基に、同社名を掲げたブランド「MID（Maruka Intelligent Design）」を立ち上げた。その特徴としては、海外生産で価格を抑えつつ、企画・デザイン・設計・強度テスト・製品検査を国内のトップクリエイターが行なうことで、高いクオリティと安心・安全の品質を担保している。
これまでは、乗用車向けの「RMP」シリーズや、SUV向けの「NITRO POWER」と、ドレスアップ需要に向けたデザイン性を押し出したモデルをリリースしてきたMIDだが、2019年3月より新たにスポーツホイールのブランドを立ち上げた。それが今回紹介する「RMP RACING」だ。
従来のMID製品と同様、低価格でありながら高品質を担保しつつ、スポーツホイールとしての機能性を追求。同社の持つ切削技術などを用いて、機能性とデザイン性を両立したホイールとしている。また、スポーツホイールの開発という新たな挑戦を行なうために、TCRマシンでスーパー耐久シリーズに参戦する「BRP Racing」をスポンサード。レース現場からのフィードバックを製品開発に役立てている。
この3月からスタートしたばかりのブランドだが、現在発売されているRMP RACINGシリーズのホイールは以下の3種類。
RMP RACING R25
「RMP RACING R25」は、特にハイパワースポーツ車を想定した鋳造1ピースホイール。5穴のナットホールに対して応力分散性に優れる2×5スポークデザインを採用し、17インチ以上のモデルではキャストフローフォーミングも採用する。軽量化にもこだわり、スポークの側面や裏面を肉抜きするとともに、ナットホール周辺も可能な限り無駄な肉を落として軽量化を図っている。一方で、スポークをリムに落とし込む部分は広げることで剛性を出している。
カラーはブラック/リム レッドラインとガンメタポリッシュ/ブラッククリアの2色。いずれもスポーク2本だけがステッカーで赤く彩られ、RMP RACINGのロゴが刻まれる。
サイズラインアップは15インチ～18インチの全12サイズで、価格は2万8000円～4万6000円（税別）/本。軽自動車向けの4穴モデルもある。なお、4穴モデルの場合は、スポークの数は2×4スポークとなる。また、ジムニー向けの16インチモデルもラインアップしており、幅広い車種で装着できる。
RMP RACING R07
「RMP RACING R07」は、応力分散性に優れた7本スポークデザインの鋳造1ピースホイール。スポークはリムに落とし込むところで裾広がりとさせることで剛性を確保している。一方、軽量化のためにスポークは裏側からも同じく肉抜き。機能美と様式美を融合したハイデザインスポーツホイールとなる。
カラーはブラック/リム レッドラインの1色。リムの1本にマシニング加工でRMP RACINGのロゴが刻まれる。
サイズラインアップは15インチ～18インチの全10サイズで、価格は2万8000円～4万6000円（税別）/本。15インチと16インチは軽自動車向けモデルとなる。
RMP RACING R05HC
「RMP RACING R05HC」は、ハイエース向けに開発された鋳造1ピースホイール。ハイエースのボディデザインに合わせてオーソドックスな5スポークデザインとしつつ、スポークにはマシニング加工でRMP RACINGのロゴを刻み、リム部分の切削加工などによってスポーティでありながら引き締まったデザインとしている。
重量級のハイエースを考慮した骨太なデザインとしつつも、スポーク側面を切削することで軽量化。ハイエース用でスタンダードなデザインの中であっても、最新の技術によって性能を引き出している。
カラーは、ブラック/リム ヴァーティカルポリッシュレッドラインとブラック/リム ポリッシュの2色。
サイズラインアップは16インチ～18インチの全3サイズで価格は3万2000円～4万5000円（税別）/本。ブラック/リム ヴァーティカルポリッシュレッドラインは1000円高となっている。
