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経年劣化で白ボケした未塗装樹脂は甦るのか? カーメイト「復活王 黒樹脂用」を13年落ちのCX-5で検証

経年劣化で白ボケした未塗装樹脂を手軽に復活!

 人気のSUVを中心にクルマの外装に多く使われている塗装されていない樹脂パーツ(未塗装樹脂)。新車時はいいものの経年劣化で白ボケしてくるのが難点だ。愛車の初代CX-5(KE型)も前後バンパーをはじめとして多くの未塗装樹脂パーツが使われているため、こうした経年劣化に直面することになった。

 実はこのクルマ、2021年にプロの手で未塗装樹脂をケアしていただいている。その際、効果の持続は1年とのことだったが、2年以上はキレイな状態を保っていたので洗車機で洗うのみで済ませていた。だが、駐車場が屋外ということもあって5年も経つとさすがに元通りの白ボケ樹脂に。まぁ、13年落ちともなればある程度仕方がないともいえる。

 とはいえ、オーナーは諦めによる現状容認ができるけれど、他の人から見ればただの汚いクルマになってしまう。最近では取材で一緒になることが多いジャーナリスト氏にも「磨きたい」と圧をかけられる始末だ。これはイカンと思っていたら、タイミングよく3月9日にカーメイトから「復活王 黒樹脂用」が発売された。せっかく作業をするなら新製品の方がいいよねってことで実際に試してみることに。現状はかなりひどい状態だったので、どこまで黒さが戻るのかも含めてお伝えしていきたい。

 なお、復活王シリーズにはヘッドライトをクリアに復活させる「復活王 ヘッドライト用」もラインアップされている。こちらも試そうと思っていたのだけれど、直前にあった車検に合わせて磨いてしまっていた。また曇ってきたころにチャレンジしてお伝えしたい。

復活王 黒樹脂用

品番:C198
価格:オープン
(公式オンラインストア価格:1480円)

復活王 黒樹脂用

復活王 ヘッドライト用

品番:C199
価格:オープン
(公式オンラインストア価格:1980円)

復活王 ヘッドライト用。パッケージは復活王 黒樹脂用と似た感じなのでお間違えの無いよう

 ということで、話を戻して黒樹脂の復活について。白ボケへの対処はやはり需要が多いようで、多くのブランドから対策アイテムがリリースされている。カーメイトからも2008年に「黒樹脂復活剤」(品番:C24)が、そして2018年に「黒樹脂復活剤 プレミアムコート」が(品番:C136)発売になっており、累計約62万個も販売された人気アイテム。

 今回の復活王 黒樹脂用は、その黒樹脂復活剤 プレミアムコートをベースに耐久性を強化したパワーアップモデルになる。その秘密は「プライムリペア成分」と「硬化剤+紫外線吸収剤」のハイブリッド処方。プライムリペア成分が荒れた樹脂の表面を埋めることで黒さを復活し、硬化剤+紫外線吸収剤により約2年もの耐久性を実現するという。

 論より証拠ってことで作業開始。といっても、作業自体は洗車して汚れを落とし、良く乾燥させてからコーティング剤を塗り込み、乾燥する前に付属のクロスで拭き上げる。それだけ。難しいことはなーんにもないし、書くこともあまりない(笑)。

 うれしいのは広い面用のスポンジと、グリルなどの細かい部分用の柄付きスポンジの2種類が添付されているのと、コーティング剤が14mlと多めになっていること。黒樹脂復活剤 プレミアムコートは8mlだったので、1.5倍以上に増えているのだ。実際、今回使ってみたところではちょうど使い切るぐらいな感じ。初代CX-5はワリと未塗装樹脂面が多く、経年劣化がひどかったので部分的に重ね塗りもしたが、たいていのクルマなら十分に1台を仕上げることができるボリュームがありそうだ。ちなみに、コーティング剤は使い切りタイプなので、ケチらずたっぷりと使いたい。

 気になる仕上がりはといえば写真を見てもらえば一目瞭然。屋外で作業したため写真によって光の当たり方が変わっているけれど、そんなことは些末と思えるほど黒さが復活しているのがわかるハズ。テカテカと黒いのではなく、しっとりと黒いのも個人的には理想的な仕上がり。残念ながら耐久性の方はすぐには確認できないものの、未塗装樹脂の白ボケを復活させるという1点だけに絞っても間違いなくオススメできるアイテムだ。このクルマほどひどい状態になる前にぜひ愛車をケアしてあげてほしい。

14mlと大容量のコーティング剤と2種のスポンジ、加えて写っていないが拭き上げ用クロスが付属する
2013年式CX-5。未塗装樹脂はもちろん塗装面もなかなかの経年劣化具合
フロントまわり
フォグランプベゼルも白ボケ気味
フェンダーとアンダープロテクターは面積が広いので白ボケが目立つ
スポンジにコーティング剤を含ませフロントバンパーを塗ってみる。ひと拭きで黒さ復活! 凄い
左側半分だけ処理したところ
アップで見れば違いがはっきり
フロントグリルも未塗装。込み入ったところは柄付きスポンジが活躍
2列だけ処理してみた。ただ、こちらは材質が違うので効果はほどほどな感じ
グリルやフォグランプベゼルなども処理した完成カット。最初のカットと見比べてほしい
フェンダーアーチのビフォーアフター。どっちがビフォーかは書くまでもないよね
アンダープロテクターのビフォーアフター。左側にある模様もきれいに消えて均一な黒さが復活。ビフォーの時点で右奥に見えているフェンダー部分は処理済みなのでその違いにも注目
リアバンパーのビフォーアフター。面積が広いこともあり効果抜群だった
ワイパーまわりも気になる部分
作業後。シミのような汚れは完全に消せなかったもののだいぶキレイになった。もっと早く手を付けるべきだったか……
リアワイパーのビフォーアフター。リアバンパーのカットにも写っているので見比べてほしい
見た目にはあまり白ボケしていなっかったピラー部分。コーティング剤が若干余っていたので試してみたら結構な差になった。もちろん右側が作業後だ
作業後。樹脂部分の黒さが戻ると引き締まった印象になる。撮影しながらざっくり作業して2時間もかかっていないのだから抜群のタイパだ