イベントレポート
カーメイト、ルーフボックス形状の太陽光発電付きポータブルバッテリ「INNOソーラーボード」を参考出品
2025年11月2日 09:45
- 2025年10月31日~11月9日 一般公開日
- 入場料:1500円~3500円
カーキャリアブランドの「INNO」を展開するカー用品メーカーのカーメイトは、2025年10月31日より東京ビッグサイトで一般公開している「ジャパンモビリティショー2025」に出展している。カーメイトのブースは東館7ホール。
ブース出展テーマは「カーメイトと共に彩るモビリティライフ」。展示物はすでに発売されている製品のほか、発売予定のものもあり、今回はその中から注目のアイテムを取り上げてみた。
まずは参考出品の「INNO ソーラーボード」だ。カーメイトの主力商品であるカーキャリアでは、キャリアへの着脱が簡単に行なえるルーフボックス「ギアキャリー100」を販売している。このルーフボックスには、特許出願中の“クイックロックシステム”が採用されていて、工具を使うことなくレバー操作のみでボックスの着脱が可能。
この機能と丈夫なキャリアの特徴を、ほかの用途に展開できないかと考えたところ、生まれたのが「ソーラーボード」という。これはルーフボックス形状のポータブル電源とソーラーパネルを組み合わせたもので、ルーフに取り付けた状態であれば、ソーラーパネルから発電ができ、アウトドアフィールドなどでは、キャリアからワンタッチで外して、室内に持ち込んだり、テーブルなどを展開した側に置いて、さまざまな家電などに電気を供給できる。
現在開発中のためまだ市販はしていないが、現状ではポータブル電源として600Whのスペック。ソーラーパネルの詳細なスペックは公開されていないが、一般的に使用されているガラス膜を持ったタイプが使われていた。
この状態で重量は約15kgと、男性であればキャリアから下ろしたり載せたりすることは難しくない。ただ、今後はさらに軽くしたいとのこと。また、電池の容量アップも検討しているので、実際に製品化されるときは軽くて容量の多いものになることを期待しよう。
カーメイトでは車内の芳香剤にも力を入れていて、15種類以上のフレグランスを用意している。香りの種類が増えていくと色々と選べると言うメリットがあるが、反対にどれを選べばいいか分かりにくくなると言う声もあるようだ。
そこで2023年からカーメイトは独自のウェブサービス「香り診断」をスタート。質問に答えていくことでフレグランス選択の手助けをしてくれる。
ブースではこのサービスを体験でき、実際に選ばれた診断結果の香りをムエットと言われる香りのついた試行紙で持ち帰れる。筆者も試しにやらせていただいた。普段、香水や芳香剤は一切使っていないので、自分の好きな香りはそもそもなかったが、診断で選ばれた香りは確かにありと思えるものだった。
試しにほかの香りも嗅がせてもらったが、そちらははっきりと合わないと感じた。香り診断はカーメイトがこれまで蓄積してきたデータをベースに答えを出しているもので、医学的な分析などは入っていないが、これは試してみるとおもしろいと思った。
カーメイトブースでは、特定小型原付自転車の「e-FREE01」も展示。特定小型原付自転車では立ち乗りタイプもあるが、走行時の安定性を考えた場合は、自転車のようにまたがって座る機能がある方が好まれることも多い。
そうしたニーズに合うのがこのモデル。カーメイトでは2010年から電動自転車事業に取り組んでいて、2023年の法改正を受けて「e-FREE01」を開発し、2023年8月に日本で最初にサドル付きタイプで、国土交通省が定める性能等確認制度に適合させたモデル。2024年1月から発売している。
ブースでは車両の展示のほか、特定小型原付自転車に乗る際に必須知識である交通ルールについても詳しく紹介しているので、免許がない人がこちらの車両に乗りたいと思っているのなら、ブースで実車を見ながら交通ルールについても学んでいただきたい。



















