イベントレポート

豊田章男会長、日米友好のNASCAR招致を発表した後、ラリージャパンのプロモーションで「GRヤリス ラリー2」をモリゾウ選手としてデモラン

勝田照夫さんを乗せてデモ

デモラン前の豊田章男氏(左)と、勝田照夫さん(右)。この場で同乗によるデモランが決まった模様

 10月29日、ジャパンモビリティショープレスデー初日にトヨタ自動車 代表取締役会長としてプレゼンテーションを行なった豊田章男氏は、10月30日に瑶子女王と片山自工会会長をエスコート(30日午前中には、豊田佐吉翁の顕彰祭に豊田家代表として参加)。11月1日には、日本自動車会議所 会長として「モリゾウ モータースポーツを語る」を主催。その中で、スーパー耐久未来機構理事長の立場で、モータースポーツの日米交流を図るNASCARのデモランを発表した。

 これだけでも、ややワークライフバランスが心配になるが、豊田章男氏は日本自動車会議所主催会議の直後に、GRヤリス ラリー2をデモラン。ジャパンモビリティショー最初の土曜日に訪れた多くの観客を前に、迫力の走行を披露した。

モリゾウ選手によるGRヤリスラリー2でのデモラン

 このラリーカーによるデモランは、11月6日~9日に愛知県・岐阜県を舞台に開催されるWRC(世界ラリー選手権)第13戦ラリージャパンのプロモーションを兼ねてのもの。背広からレーシングスーツに早着替えし、助手席には勝田貴元選手の祖父である勝田照夫さんを乗せてドーナツターンなどを行なった。

 デモランのMCからは、「来年70歳になる……」として紹介されていたモリゾウさん。思い起こせば、先週の土日にはスーパー耐久岡山でミッドシップ4WD「GRヤリスMコンセプト」のステアリングを握り、明けて平日には米国大統領とのビジネスミーティングに参加。29日は……、といった状況で忙しすぎるのは間違いない。

29日はトヨタ自動車株式会社 代表取締役会長 豊田章男としてセンチュリーブランドをプレゼンテーション
30日午前の顕彰祭。静岡県湖西市
30日午後は、東京ビッグサイトで瑶子女王をエスコート
1日10時30分から11時30分は、日本自動車会議所 会長として「モリゾウ モータースポーツを語る」を主催
11時45分からはモリゾウ選手としてラリーカーをデモラン

 それでありながら、今週のSUPER GT、来週のラリージャパン、その次の週のスーパー耐久、さらに次の週のスーパーフォーミュラまでも観客に印象づけていた。

 どれだけタフなのだろうか……。

ジャパンモビリティショー 2025 記事リンク集

https://car.watch.impress.co.jp/category/event/jms/2025/index.html

編集部:谷川 潔