新型プリウスのブレーキ油圧制御。通常時は「P」と書かれた電動ポンプで油圧を発生しているのに対し、ABS作動時はペダルによるメカニカルな油圧とする。踏力と油圧の関係が下のグラフで、青線がメカニカルな油圧、赤線が電動ポンプによる油圧。0.3G相当以下の軽い踏力の状況において、ABS作動時のメカニカルな油圧が、通常時の電動ポンプ式油圧を下回り、このときABSが作動すると、踏力が一定なら制動力が下がるという現象が起こる。その結果が右の写真で、ABS作動前後で制動力が下がっているのが分かる。対策後は通常ABSと同様の制動力となる