手前に並ぶ部品の奥に見えるのが、1962年から採用されている「連続ガス浸炭焼き入れ炉」。ガスが充満した炉の中で各部品は約950度で熱され、金属の表面に炭素を浸透させる。その後、約50度の油の中に自動的に運ばれ、5分ほど油につけて冷却することで金属自体の強度を高める。ただし、急冷した金属は「硬いが欠けやすい」との欠点が出るため、粘り強さを出すために約170度の炉の中で1~2時間熱される

手前に並ぶ部品の奥に見えるのが、1962年から採用されている「連続ガス浸炭焼き入れ炉」。ガスが充満した炉の中で各部品は約950度で熱され、金属の表面に炭素を浸透させる。その後、約50度の油の中に自動的に運ばれ、5分ほど油につけて冷却することで金属自体の強度を高める。ただし、急冷した金属は「硬いが欠けやすい」との欠点が出るため、粘り強さを出すために約170度の炉の中で1~2時間熱される