岡崎新塗装工場では溶剤塗装から水性塗装に変更し、VOC(揮発性有機化合物)の排出量を削減。また中塗り・上塗りのカラーベースとクリアの3層を連続して塗り重ねた後1回で焼き付ける「3WET塗装」と呼ばれる塗装技術を採用し、乾燥炉の通過回数を従来の2回から1回にすることでCO2排出量を削減。環境に配慮した工場となっている。一方、下塗り時には「E-DIP」と呼ばれる新方式を採用。これは下塗りにロボットタイプの新コンセプト電車搬送方式を採用し、車種ごとの形状に合わせて前処理剤が溜まった水槽への入槽角/出槽角を自由に設定できるようになった。これにより、車体内部の空気の溜まりをなくすなどして防錆品質を高めているという