東京オートサロン2014

ダイハツは3台のKOPENカスタムモデルを含む「KOPENワールド」を展開

トークショーではステアリングを握った片山右京さんも登場、KOPENを絶賛!

KOPENワールドと称した展示ブースはガレージ風にアレンジされ、3台のショーカーが収まっているような雰囲気
2014年1月10日〜12日開催

幕張メッセ 国際展示場ホール1〜11/イベントホール

 オートサロンにおけるダイハツブースでは、2013年の東京モーターショーで初公開された次期コペンのコンセプトカー「KOPEN」に焦点を絞った展示を行っていた。

 ブース全体は1つのガレージのような雰囲気に仕上がっていて、そこに3台のカスタマイズされたKOPENが並べられている。ブース奥のウッドパネルには、レーシングスーツやサスペンション、マフラー、ブレーキなどのチューニングパーツがディスプレイされていて、KOPENがスポーツカーだということを強く印象付ける。

 KOPENの特徴の1つが、外板パネルのチェンジによる意匠変更になる。メインステージに置かれている迷彩色にカラーリングされた「KOPEN future included Xm1(クロス・エムワン)」は、タフ&アグレッシブなXmzをベースにしたカスタマイズモデル。レーシーな雰囲気の「KOPEN future included Rm2(アール・エムツー)」は、スタイリッシュ&エモーショナルなRmzがベースとなる。実際にこの2つのスタイリングは、外板パーツを交換することで異なる雰囲気を作り上げている。

 また、ブース前方に展示されていた「KOPEN future included Rm1(アール・エムワン)」もRmzがベースになったカスタマイズモデルで、メタリックレッドのカラーリングは、ライトウエイトスポーツにぴったりの鮮やかなボディー色といえる。

KOPEN future included Xm1。迷彩色にフェンダーが強調されるグレーのカラーリングを合わせたXm1は、力強さをイメージさせるエクステリアパーツをまとう
KOPEN future included Rm1は、メタリックのレッドにカラーリングされていて、東京モーターショーで公開されたブルーとは異なった雰囲気を感じさせる
KOPEN future included Rm2のエクステリアパーツ。カーボン製のパネルにGTウイングがセットされていて、レーシーな印象に仕上げられる
ライトウエイトスポーツカーKOPENで重要なウエイトを締めるのがシャシーの剛性感。展示しているシャシーは最初にプレスしたプロトタイプだそうで、チーフエンジニアの藤下氏によると「見せるのも恥ずかしいが開発ストーリーを知ってもらいたいためにお披露目している」とのことだった
ガレージをイメージしたパネルには、レーシングスーツやマフラー、サスペンション、バケットシートなどスポーツ走行を想起させるパーツが並んでいる
オリジナルミニ四駆が作れるワークショップスペースも設置。実際に作ってコースを走らせることも可能だった

開発責任者と片山右京さん、竹岡圭さんによるトークショーも開催

ステージでは毎日2回から3回のトークショーが開催された

 ステージでは、KOPENの開発責任者である藤下修さんとレーシングドライバーの片山右京さん、モータージャーナリストの竹岡圭さんとのトークショーも開催された。

 片山さん、竹岡さんともにすでにKOPENには試乗しているそうで、片山さんは開発の初期段階から何度も試乗しているという。ステージ上のモニターには、片山さんがサーキットで試乗している様子が映し出されていて、KOPENの性能の一部を実際に確認できた。

 開発責任者の藤下さんによると、「KOPENは、誰がどんなシチュエーションで乗っても楽しさを感じることができる、今の時代にふさわしいライトウエイトスポーツモデルを目指しています」と語るように、軽自動車のコストパフォーマンスに加え、ハンドリングの楽しさがどこでも感じ取れること、誰でもクルマの限界域を引き出せることを主眼に開発を行っているようだ。

 実際にステアリングを握った竹岡さんは、「KOPENに試乗してみてまず感じたのが、すごくがっしりしたボディーでいながら乗り心地はしなやかで、どんな動きに対しても無理がなくスムーズに曲がって加速するのが印象的です。そして、ミニサーキットのようなハンドリングコースを走ったら、軽快感が高くずっと乗っていたいと感じるほど運転が楽しい」といい、KOPENは軽自動車の枠を超えたスポーツカーだとも話していた。

 また、幾度となくテスト走行を行ったという片山さんは「エンジン特性はパワーバンドが狭いピーキーな感じではなく、全体的にトルクがあり乗りやすい。シャシーがしっかりしていて、リアの接地性も高いため、FF特有のアンダーステアも発生することがなく、アクセルをどんどん踏めるクルマ。そして、誰でもクルマの限界を引き出すことができるので、運転することが本当に楽しいと感じることができるはず」とし、シャシー剛性の高さが影響する安定感と素直なハンドリングやエンジン特性の素晴らしさを味わって欲しいとのことだった。

 藤下さんは最後に、これからさらにシャシー性能などを煮詰めて、長く乗れて楽しめるKOPENを完成させたいと語っていた。

KOPENのチーフエンジニアを務める藤下修さん
元F1レーサーの片山右京さんは、KOPENのパワートレーンが決定する以前から試乗を行いアドバイスを送っているそうだ
モータージャーナリストの竹岡圭さん
トークショーの後にはチーフエンジニアに直接質問できる時間が設けられ、質問者にはKOPENのミニ四駆がプレゼントされた

真鍋裕行

1980年生まれ。大学在学中から自動車雑誌の編集に携わり、その後チューニングやカスタマイズ誌の編集者になる。2008年にフリーランスのライター・エディターとして独立。現在は、編集者時代に培ったアフターマーケットの情報から各国のモーターショーで得た最新事情まで、幅広くリポートしている。また、雑誌、Webサイトのプロデュースにも力を入れていて、誌面を通してクルマの「走る」「触れる」「イジる」楽しさをユーザーの側面から分かりやすく提供中。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。