東京オートサロン 2016
トヨタ、「TOYOTA S-FR」のレーシングカー仕様を世界初公開
限定100台の「86 GRMN」、すでに2000件以上の申し込み
(2016/1/15 20:00)
- 2016年1月15日~17日開催
TOYOTA S-FR Racing Concept(世界初公開)
2015年開催の第44回東京モーターショーに出展されたコンセプトカー「TOYOTA S-FR」が、レーシングカーとなって帰ってきた。ファニーなイメージを与えるフロントグリルはそのままに、大きく張り出した前後フェンダーやボンネットスクープなど、随所にサーキットをイメージさせるエッセンスを注入。小粒でもピリリと辛いコンパクトスポーツの誕生だ。
TOYOTA FT-1(日本初披露)
2014年の北米オートショー(デトロイトショー)でお披露目された「FT-1」が国内初登場。将来のスポーツカーデザインに向けたスタディコンセプトモデルで、デザインを担当したのはトヨタの米国デザイン拠点Calty Design Research, Inc.。柔らかな曲線を描くグラマラスなボディは、FR車らしいロングノーズ&ショートデッキ。未来的なディティールとクラシカルなフォルムのコンビネーションは、多くの人々を魅了してやまない。
86 GRMN
限定100台での発売が決定した86 GRMN。単なるカスタマイズカーではなくパーツ単位で製造元のスバル(富士重工業)から取り寄せ、カーボンルーフなどの専用パーツを装着、LFAを生産した元町工場でマイスターが組み上げる。
エンジンはassyで取り寄せた後、TRD(トヨタテクノクラフト)でネジ1本に至るまで分解。軽量ピストンなどを組み込んでベンチテストを実施。トヨタの技術を惜しみなく注ぎ込んだのがこの1台なのだ。
ちなみに、購入資格を得るための抽選の応募期間は2016年1月22日までとなっているが、スタッフによればすでに2000件以上の申し込みがあるとのこと。このクルマを手にすることができるのは、かなりの運の持ち主と言えそうだ。
VOXY G's Concept/NOAH G's Concept(世界初披露)
人気ミニバンにスポーティなテイストを。歴代のG'sで培われた知見をもとに、新型“ノアボク”をカスタマイズ。ステアリング切り始めの過渡特性の向上をテーマに、ボディ下部への補強ブレース類の装着やサスペンションをチューニング。G'sならではのルックスはもちろん、スポーティかつ上質なインテリアは、オーナーに走る楽しみを与えてくれる。車名には「コンセプト」の名がつけられているが完成度は高く、近い将来の発売が期待される。
TS030 HYBRID 8号車(2013年型)
2013年のFIA世界耐久選手権(WEC)に参戦した車両。アンソニー・デビットソン選手、セバスチャン・ブエミ選手、ステファン・サラザン選手のドライブにより、富士とバーレーンで優勝した。
YARIS WRC
2017年からの参戦が予定されているFIA世界ラリー選手権(WRC)。その準備段階として現行レギュレーションのもとで製作されたのがこの車両。ヤリス(国内名:ヴィッツ)をベースに、ハイパワーエンジンや4WDシステムが搭載されている。
TOYOTA GAZOO Racing Vitz GRMN Turbo
2015年4月からトヨタ自動車 凄腕技能養成部のメンバー5名がラリーメカニックとして車両開発に参加。実戦経験をもとに制作したのがこの車両。全日本ラリー選手権 Rd.5 “がんばろう!福島MSCCラリー2015”でデビューした。