ジュネーブショー 2017

【ジュネーブショー 2017】ホンダ、2017年夏発売予定の新型「シビック TYPE R」量産モデル公開

赤いボディカラーの欧州仕様を公開

2017年3月7日(現地時間)発表

赤いボディカラーの新型「シビック TYPE R」量産モデル。写真はホンダモーターヨーロッパ・リミテッド 副社長のフィリップ・ロス氏(左)、ホンダモーターヨーロッパ・リミテッド 取締役社長の井上勝史氏(右)

 本田技研工業は3月7日(現地時間)、新型「シビック TYPE R」欧州仕様の量産モデルをジュネーブモーターショーで発表した。新型シビック TYPE Rは、2017年夏より欧州、日本、北米を含む世界各国で発売予定。

 新型シビック TYPE Rのパワートレーンは、先代TYPE Rを凌ぐ最高出力320馬力、最大トルク400Nmを発生する「2.0リッター VTEC TURBOエンジン」を搭載。トランスミッションの6速MTには変速操作に合わせてエンジンの回転数が自動で調整される「レブマッチシステム」を新たに採用。これにより変速時のアクセル操作が不要となり、よりステアリングやブレーキの操作に集中した運転が可能になるという。

 また、リアサスペンションにマルチリンク式を新たに採用したことや、高剛性化を図った新プラットフォーム、20インチタイヤの採用、ホイールベースおよびトレッドの拡大、重量配分の最適化に加え、エアロダイナミクス性能をより高めたエクステリアデザインなどにより、運動性能を大幅に向上させたとしている。

 ドライビングモードは「コンフォートモード」を追加して3パターンから選択可能。市街地からサーキットまで、より幅広い走行シーンにマッチしたダイナミック性能を提供する。

 なお、新型シビック TYPE Rは、Honda of the U.K. Manufacturing Ltd.で生産される。

新型「シビック TYPE R」(欧州仕様)は2.0リッター VTEC TURBOエンジンを搭載
トランスミッションは6速MTを採用
新型「シビック TYPE R」欧州仕様
新型「シビック TYPE R」欧州仕様
新型「シビック TYPE R」欧州仕様

編集部:小林 隆