ジュネーブショー 2017
【ジュネーブショー 2017】横浜ゴム、ポルシェに初採用された歴史的商品「YOKOHAMA A008P」復刻モデルを発表
欧州で2017年秋に発売
2017年3月16日 22:43
- 2017年3月7日(現地時間)公開
横浜ゴムは、1989年にポルシェの技術認証を取得した「YOKOHAMA A008P」の復刻モデルを始め、2017年に発売予定の計6モデルの発表をジュネーブショーで行なった。
YOKOHAMA A008Pは、1989年に初めてポルシェの技術認証を受けて「911(タイプ964)」に新車装着されたタイヤになる。現在のフラグシップモデルでポルシェの車両に新車装着されている「ADVAN Sport V105」まで続く、OEM供給のきっかけとなった歴史的にも重要なモデル。歴史的代表作となったYOKOHAMA A008Pの復刻モデルは、205/55 ZR16 91Wと245/45 ZR16 94Wの2サイズが用意され、2017年秋に欧州での販売を予定している。
年初の東京オートサロンでは、1981年に発売し、1980年代から1990年代にかけて日本市場で歴史的なヒット作となった「ADVAN HF Type D」の復刻モデルも発表していて、ヒストリックカー向けのタイヤ市場へ参入することをアナウンスした。このように、同社は往年の名作や人気モデルを復活させ、ヒストリックカーオーナーが要望している当時のデザインを用いたタイヤを提供していく構えだ。
YOKOHAMA A008Pのほかにも、低燃費タイヤシリーズとなる「BluEarth(ブルーアース)」から「BluEarth RV-02」「BluEarth-Es ES32」「BluEarth WINTER V905」の3モデル、そして冬用タイヤシリーズの「ice GUARD(アイスガード)」から「ice GUARD iG65」「ice GUARD G075」の2モデルが公開された。
プレスカンファレンスでスピーチを行なった横浜ゴム 山本忠治執行役員は、「多くの人のサポートがあり、横浜ゴムは今年の10月で創業100周年を迎えます。欧州は横浜ゴムにとって重要な市場で、成長戦略には欠かせない場所となっています。そのジュネーブショーにて6つのニューモデルを発表できることを嬉しく思います」と語った。