【ジュネーブショー 2019】ホンダ、航続距離200km以上の新型EVプロトタイプ「Honda e」世界初公開。2019年後半生産開始予定

新型EV（電気自動車）のプロトタイプ「Honda e」

　本田技研工業は3月5日（現地時間）、2019年後半に生産開始を予定している新型EV（電気自動車）のプロトタイプモデル「Honda e（ホンダ イー）」を「第89回 ジュネーブ国際モーターショー」で世界初公開した。

　Honda eは、新開発となる後輪駆動のEV専用プラットフォームを採用、コンパクトなボディにロングホイールベースと短いオーバーハングを実現させ、市街地での取りまわしのよさと優れた走行性能を両立させた。

Honda e

　EV走行距離はWLTPモードで200km以上を実現。30分で80％まで充電可能な急速充電にも対応する。

　エクステリアでは、ドアミラーの役割を果たす「サイドカメラミラーシステム」を採用。インテリアには大型ディスプレイを用いてコネクテッドサービスなどさまざまな機能が利用できるようにするなど先進機能を備えた。

EV走行距離はWLTPモードで200km以上。ドアミラーの役割を果たす「サイドカメラミラーシステム」を採用した

　また、2025年までに欧州で販売する4輪商品のすべてをハイブリッド、バッテリーEVなどの電動車両に置き換えることを目指すと発表。欧州で2019年初頭に販売を開始した「CR-V HYBRID」に搭載されている2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」を、今後の欧州での電動車ラインアップの中心技術にしていくとした。