ダンロップ、「MAXXグリップパターン」で氷上ブレーキ性能を12％高めた新型スタッドレス「WINTER MAXX 02（ウインター マックス ゼロツー）」

新型スタッドレス「WINTER MAXX 02（ウインター マックス ゼロツー）」

　ダンロップ（住友ゴム工業）は、氷上性能に加えて「効きの長持ち」「ライフの長持ち」の2種類の長持ち性能を実現したスタッドレスタイヤ「WINTER MAXX 02（ウインター マックス ゼロツー）」を8月から順次発売する。発売サイズは91サイズで、価格はオープンプライス。

　2012年に発売された「WINTER MAXX（ウインター マックス）」の後継製品となるウインター マックス 02は、ダンロップ独自の新材料開発技術「4D NANO DESIGN（フォーディー ナノ デザイン）」によって「ナノフィットゴム」をさらに進化させた「超密着ナノフィットゴム」を開発。また、トレッドパターンでも「MAXXシャープエッジ」をベースにさらなる最適化を追究した「MAXXグリップパターン」を採用している。

「超密着ナノフィットゴム」はシリカの分散性を高めてきめ細かいネットワークを構築。ゴム全体を強くしつつ、接地面だけを柔らかくすることを実現したことで、マクロレベルでのブロック剛性を向上させながらもナノレベルでは凍結路面の表面にある微細な凹凸にこれまで以上に柔軟に密着。凍結路面に対する密着度をウインター マックスから20％高めて氷上ブレーキ性能を高めた。

「MAXXグリップパターン」ではウインター マックスから導入した「MAXXシャープエッジ」のサイピング本数を17％増量。エッジ成分を増やしたことで凍結路面をしっかり捉え、氷上でのブレーキ性能、コーナーリング性能を強化している。

　このほか、「超密着ナノフィットゴム」では100％石油外天然資源タイヤ「エナセーブ100」の開発で培ったバイオマス技術によって生み出した高機能バイオマス材料「しなやか成分」を配合。周囲のポリマーと結合して抜けにくい「しなやか成分」によって経時変化によるタイヤの硬化を抑制して、従来のゴムと比べて長期間に渡りゴムのしなやかさが維持できるようになった。これにより、ゴムの柔らかさによって凍結路面に密着することで発揮される「超密着ナノフィットゴム」の高い氷上性能が長期間維持できるという。

ウインター マックス 02サイズ表