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【オートモビル カウンシル】トヨタ、「80点主義+αの思想」の原点となる初代「カローラ」など4台を出展
初代「カローラ レビン」なども展示
2016年8月5日 16:53
- 2016年8月5日~7日 開催
トヨタ自動車は、8月5日~7日に開催されている「オートモビルカウンシル 2016」(会場:幕張メッセ)に、初代「カローラ」、初代「カローラ レビン」、4代目「カローラ」とともに、カローラの生誕50年を記念する特別仕様車「カローラ アクシオ HYBRID G“50 Limited”」を出展した。
開催初日の会場には、3代目カローラ開発主査の佐々木柴郎氏、6、7代目カローラCE(チーフエンジニア)の斎藤明彦氏、10、11代目カローラCEの安井慎一氏、次期カローラのCEを務める小西良樹氏が登場。プレスカンファレンスでは、10、11代目カローラCEの安井氏が挨拶するとともに、カローラの歴史について紹介。歴代エンジニアがそろって初代カローラを前に記念撮影した。
プレゼンテーションでは、初代カローラ開発主査の長谷川龍雄氏が掲げた「80点主義+αの思想」について紹介され、安井氏は「落第点が1つでもあってはダメで、80点ばかりでは魅力に欠ける。だから80点以上で90点以上のものが2つか3つあるもの、これが大衆のお客様の心をつかむもの」と解説。
続けて安井氏は「初代モデルの+αはスポーティ性、フロアシフトの4速トランスミッション、丸形メーター、プラス100ccの余裕など、随所にスポーティさを強調。歴代のエンジニアは時代時代に合わせた+αを付加して、お客様に喜ばれるヒット商品を作ってまいりました」と、歴代モデルで時代の要求に合わせてこの“80点主義+α”という思想が引き継がれていることを紹介した。
また、2000年に初代開発主査の長谷川氏から「地球人の幸福と福祉のためのカローラを」とのメッセージが贈られたことを紹介。
安井氏は「カローラは今ではグローバルなクルマになっています。地球視点、地球規模でものごとを考えることが重要となっています。安全・環境・信頼性といった基本性能はもちろん、五感に訴える感性性能を高めてまいります。全世界、まさに地球人の喜ぶ笑顔を追い求め、地球に咲き誇る花冠”カローラ”を実現していきたいと思います」と話した。
加えて安井氏は「そのために、地球に美しいクルマ作りをしていきたい。環境に美しく、走りも美しく、スタイルも美しい、そんなクルマに次のモデルもしてきたい。50年間、本当に世界中のお客様から愛されるクルマに育てていただきました。すべてのお客様に感謝したいと思います」と語り話を締めくくった。