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WTCC日本ラウンド、参戦ドライバーが日本の伝統文化“相撲”を体験
土俵で四股を踏み、ちゃんこ鍋で英気を養う
2016年9月1日 20:11
- 2016年9月1日 実施
ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)で9月3日~4日に開催される「2016 FIA 世界ツーリングカー選手権シリーズ JVCKENWOOD 日本ラウンド(WTCC)」の参戦ドライバーが9月1日、東京 両国の国技館を訪れて相撲博物館を見学するなど日本の伝統文化に触れた。
これは、週末のレースに向けて来日している参戦ドライバーたちに、日本伝統文化である「相撲」に触れてもらおうと企画されたもの。参加したドライバーは、国技館前で力士の姿が描かれた錦絵の前に立ち記念撮影に応えた。
ツアーには、現在、WTCCドライバーランキングトップのホセ・マリア・ロペス選手(シトロエン)のほか、トム・コロネル選手(シボレー)、ガブリエーレ・タルキー二選手(ラーダ)、テッド・ビョーク選手(ボルボ)に加え、ホンダ勢からはロブ・ハフ選手、ノルベルト・ミケリス選手、ティアゴ・モンテイロ選手、ホンダワークスとしてスポット参戦する日本人ドライバーの道上龍選手も参加。
国技館をあとにした一行は、店内に土俵のある「割烹吉葉」に場所を変え、素足にレーシングスーツといった姿で土俵に上がり、四股を踏むなど土俵の感触を確かめるとともに、店内ではちゃんこ鍋が振る舞われレース本番に向けて英気を養った。
今回、“格闘技レース”とも呼ばれるWTCCに初参戦する道上選手は「土俵があんなに硬いとは思わなかった」と、初めて土俵に上がった感想を話した。
また、道上選手にとっては3年ぶりのレースになると言い、道上選手は「WTCCを日本でもやっていると知っていたが、今まで乗るチャンスがなかった。今回参加することになって、『激しいレースだから気をつけたほうがいいよ』などと言われているが、TVなどで見ていても面白そう。日本のレースでは接触に対するレギュレーションが厳しいが、WTCCではそれがちょっと緩い感じ。と言っても、当て方も上手でうまいトップドライバーが集まって、ギリギリの中でやっているレースというイメージ」とWTCCに対する印象を話した。
“あわよくば表彰台獲得”を目標に掲げる道上選手「自分はこれからレースを経験するわけで、なんにも分からない状況。練習で走ってみて予選はこのポジションにいけそうというを感じるんでしょう」などと、レース本番に向けて意気込みを口にした。