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ホンダ、道上龍選手がWTCC 第9戦 日本ラウンドにスポット参戦

9月2日~4日にレース開催。「シビック WTCC」をドライブ

2016年9月2日~4日 レース開催

道上龍選手

 本田技研工業は、9月2日~4日にツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)で開催される世界ツーリングカー選手権(WTCC)の第9戦「2016 FIA 世界ツーリングカー選手権シリーズ JVCKENWOOD 日本ラウンド」に、4人目のワークスドライバーとして道上龍選手がスポット参戦することが決定したと発表した。

 道上選手は全日本ツーリングカー選手権、フォーミュラ・ニッポン、SUPER GTなどで活躍し、2000年にSUPER GTの前身である全日本GT選手権の年間チャンピオンを獲得。国内最高峰レースで通算11勝を数えるほか、11回のポールポジション、51回の表彰台を記録するなど、ホンダ系チームのエースドライバーとして活躍してきたドライバー。2014年にはレーシングチーム「Drago Modulo Honda Racing」を設立し、監督としてスーパーフォーミュラやSUPER GTに参戦している。

 年間12戦で行なわれている2016年のWTCCで、ホンダは第7戦終了時点でコンストラクターズランキングの2位につけており、ドライバーズランキングでもティアゴ・モンテイロ選手が2位、ノルベルト・ミケリス選手が6位となっている。このWTCCに、道上選手はミケリス選手と同じ「Honda Racing Team JAS」からスポット参戦。1.6リッターの直列4気筒DOHC 直噴ターボエンジンを搭載する「シビック WTCC」をドライブし、シトロエン、ラーダ、ポールスターといったライバルチームとレースを戦う。

道上龍選手が「4人目のワークスドライバー」としてWTCC 第9戦 日本ラウンドにスポット参戦(写真は第7戦 ポルトガルのレースシーン)

 参戦発表にあたり道上選手は「昨年発売された『シビック TYPE R』の開発に携わっていたこともあり、WTCCの情報はずっと見ていました。先週、バルセロナでテストをするチャンスがあり、そのときは『シビックWTCC』でレースができたらおもしろそうだなと思っていましたが、こんなに早くそのクルマでレースができるとは、思ってもみませんでした。自分のキャリアのすべてを注ぎ、全力でもてぎでのレースに挑みたいと思っています。ホンダとJASモータースポーツは、すばらしいチャンスを与えてくれました。バルセロナのテストでは、非常に感触のよい、速いクルマだったので、もてぎまでに準備を完璧にしてレースを迎えたいと思います」とコメントしている。