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メルセデス・ベンツ、最高級の室内空間を実現した8800万円の「マイバッハ S 600 プルマン」
全長はマイバッハ Sクラスから1000mm以上長い6500mm、ホイールベースは4418mm
2016年9月15日 19:42
- 2016年9月15日 注文受付開始
- 8800万円
メルセデス・ベンツ日本は9月15日、メルセデス・マイバッハの最上級グレード「マイバッハ S 600 プルマン」の注文受付を開始した。同モデルは完全受注生産モデルで、受注から納車まで最短で約12カ月が必要。「日本市場向けモデルの年間生産台数は僅少」としている。価格は8800万円。
マイバッハ S 600 プルマンは、ベースとなるマイバッハ Sクラスから1000mm以上長い全長6500mm、ホイールベース4418mmという体躯を備えたモデル。全高は1598mmと、メルセデス Sクラスより100mm以上高く、ルーフラインの形状変更によってヘッドルームを拡大した。
その室内では全面本革張りを標準仕様とし、ルーフライナーやドアフレーム、シートコンソールにまで高級本革を使用。後席のルーフライナーには外気温度計、スピードメーター、時計の3連アナログメーターをレイアウトする。また、後席は向かい合わせ配置で、オーナーとゲスト向けに前向きのエグゼクティブシートを、その他の乗員には後ろ向きの可倒式シートを設けた。リアシートは左右ともに垂直に近いポジションから、スイッチ操作でバックレストを43.5度までリクライニングできるようになっている。
そのほか後席と前席の間にガラス製パーティションを設置。このパーティションは電動操作で上下の位置を調整することができ、ボタン1つで透明と不透明の2つのモードを切り替えることができる。同機能と標準装備のリアウィンドウ用の電動カーテンを組み合わせることでプライバシー性を確保。パーティションには18.5インチモニター(16:9フォーマット)が装着される。
車内の音響にはドイツのハイエンドオーディオ専門メーカーであるブルメスターと共同開発したサウンドシステムを採用しており、16個のハイパフォーマンススピーカーで合計850Wの大出力を誇る。さらに24個のハイパフォーマンススピーカーとそれぞれを駆動する24チャンネルアンプによる合計1520Wの出力を誇る5.1チャンネルサラウンドシステムの「Burmesterハイエンド3Dサラウンドサウンドシステム」も設定した。
パワートレーンは最高出力390kW(530PS)、最大トルク830Nm(84.6kgm)を発生するV型12気筒6.0リッターツインターボエンジンに7速AT「7G-トロニック」の組み合わせになっている。