ニュース

伊フェラーリ、“日常の市街地走行に適した”V8 3.9リッターターボ搭載の「GTC4ルッソ T」世界初公開

449kW/760Nmを発生し、最高速は320km/h以上、0-100km/h加速は3.5秒

2016年9月22日(現地時間)発表

 伊フェラーリは9月22日(現地時間)、フランス パリで開催される「2016年パリモーターショー」(プレスデー:9月29日~30日、一般公開:10月1日~16日)で、新型シューティングブレーク「GTC4ルッソ T」を世界初公開すると発表した。

「FF(フェラーリ・フォー)」の後継モデルとして3月のジュネーブショーで公開された「GTC4ルッソ」に、最新のパワートレーンを与えたモデル。

 GTC4ルッソは最高出力507kW(690CV)/8000rpm、最大トルク697Nm/5750rpmを発生するV型12気筒6.2リッター自然吸気エンジンを搭載するが、今回のGTC4ルッソ Tは「2016年インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」の総合部門1位に輝いたV型8気筒3.9リッターターボエンジンを搭載。こちらのパワースペックは最高出力449kW(610CV)/7500rpm、最大トルク760Nm/3000-5250rpmとなり、最高出力こそ劣るものの最大トルクは63Nm上回るスペックを誇る。

 このエンジンについて、リリースでは「日常の市街地走行に適している」「エンジン回転の上昇とともに途切れることなく滑らかに縦Gを高めていく3速から5速の間のトルク曲線(VBM)は、このモデルの特徴的なスポーツ性と加速感をもたらす」と紹介。そのほかGTC4ルッソの0-100km/h加速は3.4秒、最高速は335km/hとなるが、GTC4ルッソ Tでは0-100km/h加速3.5秒、最高速320km/h以上とアナウンスされている。

 ボディサイズは4922×1980×1383mm(全長×全幅×全高)、乾燥重量は1740kg、前後重量配分は46:54。従来のGTC4ルッソと比べボディサイズは共通ながら、乾燥重量は50kg軽くなっている。