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ビースポーツ、2017年に始まる「GLOBAL MX-5 CUP JAPAN」の暫定レギュレーション発表

世界共通規則の「グローバルクラス」に加え、日本独自の「エンブレムクラス」新設

2016年12月20日 発表

2017年にスタートする「GLOBAL MX-5 CUP JAPAN」に出場可能な世界統一仕様のカップカー。北米仕様の2.0リッターエンジン、左ハンドルのMX-5をベースに、Long Road Racing(米国)が製作を担当する。BF Goodrichのスリックタイヤを装着

 2017年から開催がスタートする新しいレースイベント「GLOBAL MX-5 CUP JAPAN」を主管するビースポーツは12月20日、2017年度の暫定レギュレーションを発表した。

 GLOBAL MX-5 CUPは、マツダの「MX-5(日本名:ロードスター/ND)」をベースにした世界統一仕様のカップカー(788万4000円)を使って争われるワンメイクレースシリーズで、すでにアメリカではシリーズ戦を先行スタート。2017年シーズンから日本や欧州などでも開催が始まり、日本ではスポーツランドSUGO(宮城県)、ツインリンクもてぎ(栃木県)、富士スピードウェイ(静岡県)、鈴鹿サーキット(三重県)、岡山国際サーキット(岡山県)の5サーキットを舞台にシリーズ戦が実施される。

 今回の発表では、世界共通の規則で行なわれる「グローバルクラス」と、日本独自の規則として新たに設けられる「エンブレムクラス」を用意することが明かされた。

「グローバルクラス」は、1名のドライバーで決勝45分間のスプリントレースに挑戦。総額500万円の大会賞金が用意されるとともに、シリーズチャンピオンには米国のマツダレースウェイ・ラグナ・セカで行なわれる世界一決定戦に参加する権利が与えられる。

 一方、「グローバルクラス」との混走で行なわれる「エンブレムクラス」は45分間のレース時間をそのままに、必ず1回以上のピットインが義務付けられ、1人で走り切ることも途中でドライバー交代することも可能。賞金や世界一決定戦の権利は与えられないものの、MX-5カップカーでの走る楽しさを複数人でシェアしたい人、レースの雰囲気を気軽に感じたい人など、幅広いニーズに応えることで参加者の増加を目指す。