マツダ、2017年から始まる参加型モータースポーツ「GLOBAL MX-5 CUP JAPAN」発表

GLOBAL MX-5 CUP仕様車（レース専用車のため公道走行は不可）

　マツダは8月1日、MX-5（日本名：ロードスター）をベースにした世界統一仕様レース車による新レースイベント「GLOBAL MX-5 CUP JAPAN（主管：ビースポーツ）」への協賛を発表した。これに伴い、同日からキャロッセで専用レース車両「GLOBAL MX-5 CUP仕様車」の受注を開始。価格は788万4000円となっており、車両購入を検討している人を対象にした試乗商談会が8月25日に筑波サーキットで開催される。

2.0リッターエンジンを搭載する専用レース車両「GLOBAL MX-5 CUP仕様車」の価格は788万4000円

　マツダはこれまで、ロードスターのナンバー付車両で気軽に参加できる「ロードスターパーティレース」などに協賛してモータースポーツの発展に寄与してきたが、さらにハイレベルなステージとして2017年から開催される「GLOBAL MX-5 CUP JAPAN」への協賛も決定。

「GLOBAL MX-5 CUP JAPAN」は、スリックタイヤを装着した純粋なレース仕様の車両を用い、毎戦異なるサーキットを舞台に単独で45分間の決勝レースを競う本格的なスプリントレース。できる限り性能差が生じないよう指定部品の管理を徹底し、ドライバー搭乗時の重量まで調整を行なうなど、イコールコンディションの下でレースを実施するという。「GLOBAL MX-5 CUP」レースはすでに2016年から米国で開催されており、順次日本（GLOBAL MX-5 CUP JAPAN）や欧州など各地に展開するとしている。

　なお、「GLOBAL MX-5 CUP JAPAN」は岡山国際サーキット、鈴鹿サーキット、スポーツランドSUGO、ツインリンクもてぎ等で行なわれる予定。

「GLOBAL MX-5 CUP仕様車」のインテリア

レースの概要・競技規定

開催予定数：2017年度は年5戦を予定
開催予定地：岡山国際サーキット、鈴鹿サーキット、スポーツランドSUGO、ツインリンクもてぎ等
レース形式：決勝45分間のスプリントレース
レース格式：準国内格式以上
参加資格：ASN発給の国内競技運転者Aクラス以上の所持者
※JAF以外のASNに所属するドライバーも一定の条件を満たすことで参戦可能
レース主管：GLOBAL MX-5 CUP JAPAN 事務局（株式会社ビースポーツ内）
世界一決定戦：国内シリーズ成績上位者には、マツダレースウェイ・ラグナ・セカに各国の代表が一堂に会する世界一決定戦への出場権を付与。
※2016年9月10-11日にはマツダレースウェイ・ラグナ・セカにて、世界一決定戦を模擬的に紹介する、グローバルエキシビジョンマッチを開催予定。

レース車両の概要（世界共通仕様）

・ベース車両：MX-5（日本名：ロードスター）北米仕様（2.0Lエンジン、左ハンドル）
・エンジン、ECU等は、車両製作時に封印され、改造不可
・タイヤ、ホイール、ダンパー、ブレーキなども指定部品となり、イコールコンディションを徹底
・AIM社データロガー標準装備
・車両開発/製作：Long Road Racing社（米国）
※レース専用車のため、公道走行は不可。

GLOBAL MX-5 CUP仕様車（レース車両）の販売について

・販売開始時期：2016年8月1日よりオーダー受付開始（受注生産）
・販売代理店：株式会社キャロッセ
・試乗商談会：2016年8月25日に、車両購入をご検討の方のみを対象とした試乗商談会を筑波サーキットで開催。