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マツダ、“ブランドアイコンであり、マツダの魂”新型「ロードスター」発表会
5月21日にいよいよ発売、すでに3000台を超える受注
(2015/5/20 21:42)
- 2015年5月20日開催
マツダは5月20日、5月21日より発売する新型「ロードスター(ND)」の発表会を開催。開発を担当した開発主査の山本修弘氏が、新型ロードスターの特徴を示すとともに、新型モデルに込めた思いを語った。なお、会場では新型ロードスターがすでに3000台を超える受注が入っていることが明かされている。
ロードスターはマツダのブランドアイコンであり、マツダの魂
マツダにおけるロードスターの存在について、山本主査は「ロードスターの“人馬一体”という走る喜びは、今やマツダが作るすべてのクルマの根幹をなすもの。ロードスターはマツダのブランドアイコンであり、マツダの魂なのです」と紹介するとともに、新型ロードスターの開発の中で掲げた“守るために変えていく”という言葉に触れた山本主査は、「新型ロードスターの開発にあたって初代ロードスターの志に立ち返り、楽しさを次の時代に継承していくための私達の決意であり、挑戦を表すキーワード」と説明を行った。
そして新型ロードスターで目指したことについて、山本主査は「ライトウェイトスポーツの原点を感じてもらえる楽しさを、現代で体現することに挑戦した。マツダの最新SKYACTIVテクノロジーと魂動デザインを採用するだけでなく、このクルマでもっとも大切な“人がクルマを楽しむ感覚”、すなわち“感”づくりを最大のテーマに、新型ロードスターの進化を革新のレベルに引き上げる取り組みをしてきた」と説明した。
その新型ロードスターの商品コンセプトは“人生を楽しもう”であり、山本主査は「このクルマは単なる移動手段ではなく、単なるモノとして提供するだけでなく、このクルマを通じて過ごす充実した時間を提供したい。たった一度しかない人生を純粋に楽しみ尽くす喜びを届けたい」とし、ユーザーに喜びを与えることが最終的な目標だったと語られている。
“守るために変えていく”という挑戦を続けていく
続けて新型ロードスターでのポイントとなる、「誰もが一瞬で心ときめくデザイン」「誰もが夢中になるドライビング体験」「誰もが開放的でリフレッシュできる気持ちよさ」という3点が紹介された。
その中の「誰もが夢中になるドライビング体験」について、山本主査は「ロードスターの基本要件である軽量コンパクトであること、“人が中心である”というコンセプトを守り、ドライビングポジションと室内空間を確保。次にフロントミッドシップに小排気量のエンジンを搭載し、フロントオーバーハングを含むすべての余分を削ぎ落とし、徹底的に小さくすることに挑戦しました。その結果、歴代モデルの中でももっともコンパクトな全長を実現した」と、その特徴について紹介。
軽量化のために用いたアルミ素材に関しては、「アルミの材料を効率的に使うことはとても大切なこと。ボンネットやトランクリッドに加えて、フロントフェンダーやソフトトップのヘッダーなど、クルマの中心から遠いところ、クルマの中心から高いところを軽量化して、車両の走行性能を改善した」(山本主査)と、効果的にアルミ材を新型ロードスターに採用したことを紹介した。
発表会の最後に、山本主査は「このクルマの主査として、皆様への感謝の気持ちとともに、責任の重さを感じています。次の25年、50年を迎えても、愛し続けていただけるロードスターのために、すべては初志を明日につなげるため“守るために変えていく”という挑戦を続けて参ります」「私達の志は、確実に次の若いエンジニア達に受け継がれていきます。新型ロードスターがお客さまの素晴らしい人生にエネルギーを与え続けられる存在になり、次の25年のヘリテイジに向かって架け橋になることを確信しています」と話した。
締めくくりに、「さあ皆さん新型ロードスターに乗って、人生をもっともっと楽しんでください。そして誰もが幸せになっていただきたい」と来場者にメッセージを贈った。