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【メディア4耐】2017年から年5戦を開催する「グローバル MX-5 カップ ジャパン」レース車両を展示

北米仕様の2.0リッター直列4気筒エンジンなども見学可能

2016年6月3日 公開

 筑波サーキット(茨城県下妻市)で「第27回メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」(以下、メディア4耐)が開催中。コースではメディア4耐の公式練習や予選、一般参加の「ロードスター・パーティレースIII」「マツダファン・サーキットトライアル」などの車両走行が行なわれており、そのほかにも芝生広場ではマツダが用意する「モノ造り講座」やスポーティカー展示などを実施。

 さらにピットエリアでは2017年から日本国内でも5戦のレース開催が予定されているNDロードスターのワンメイクレース「グローバル MX-5 カップ ジャパン」の参戦用車両の展示も実施されている。

レース専用車両「グローバル MX-5 カップカー」

 車両は左側前後のタイヤを外した状態で展示され、北米ではオプション品として用意されているという赤いブレンボのブレーキキャリパー、車高や2ウェイの減衰力設定、アライメント調整などが変更可能というサスペンションなどを間近に寄って確かめられる。

前輪側のブレーキキャリパーとサスペンション
後輪側のブレーキキャリパーとサスペンション
タイヤはBF Goodrich製。車両に組み付けられているスリックのほかに、ウェット用の溝付きタイヤも展示されていた。それぞれ1種類のみを用意するとのこと

 このほか、取材などの都合で定期的にボンネットやトランクリッドなどが開閉され、北米仕様の2.0リッター直列4気筒エンジンや強化品となるエンジンマウント、ミッションマウント、トランク内のリチウムイオンバッテリーなどを見ることもできた。人気のNDロードスターをベースに本格的なレース仕様に仕立て直した「グローバル MX-5 カップカー」は注目を集めており、走行イベントの合間などに多くの人だかりができていた。

クロスしたタワーバーが特徴的なエンジンルーム
トランク内にエンジンルームから設置場所を移したリチウムイオンバッテリー、FIA認定の自動消火器などを設定。重量バランスを考慮してこの位置にしている
専用エキゾーストマニホールドや専用マフラーなどを装備
左ハンドルの6速MT仕様