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スバル、デトロイトショーに2018年型「WRX/WRX STI」出展

「WRX STI」に「新電子制御マルチモードDCCD」「新型ブレンボ製ブレーキ」など搭載

2017年1月9日~10日(プレスデー)、1月14日~22日(一般公開日)

 スバル(富士重工業)は、米国 ミシガン州デトロイトで開催される「2017年北米国際自動車ショー」(プレスデー:2017年1月9日~10日、一般公開日:1月14日~22日)に2018年型の「WRX/WRX STI」を出展すると発表した。

 2018年型のWRXシリーズでは内外装を刷新し、フロントマスクに新造形のLEDヘッドライトやフロントグリルを与え、開口部を広げたフロントバンパーグリルを採用してアグレッシブさを強調。また、WRXでは18インチ、WRX STIでは19インチの新開発アルミホイールを採用する。

 インテリアではフロントウィンドウの板厚アップなどを実施して振動や騒音に対策。ドアスイッチパネルなどにブラック調パーツを使って質感を向上させたほか、WRX STIのシートベルトをレッドカラーに変更する。また、フロントシートのオプション設定にレカロ製電動パワーシートをスバルで初設定する。

2018年型「WRX」

 また、安全面ではWRXに「オートビークルホールド」をスバル車初採用。停車時にブレーキペダルを踏み続けることなく停車状態を維持するオートビークルホールドにより、信号待ちや渋滞時、坂道などで停車しているときのドライバー負荷を軽減して安全性を高めてくれる。また、新搭載するLEDヘッドライトには、ステアリング操作に合わせてヘッドライト光軸が動く「ステアリング連動ヘッドランプ」を採用している。

 メカニズム面では全車でサスペンション設定を最適化し、優れた操縦安定性とフラットな乗り心地の両立を進め、モーターとECUを一体構造にして軽量化を実現したWRXの電動パワーステアリングは制御についても最適化。より自然で滑らかな操舵フィーリングを実現する。ブレーキはWRXでユーリッド製ブレーキパッドを採用してブレーキ性能を向上。WRX STIではモノブロック構造のフロント6ピストン、リア2ピストンの対向ブレーキキャリパーとドリルドローターを組み合わせた新型ブレンボ製ブレーキを採用し、高い制動力と耐フェード性能を実現する。

このほか、WRXの6速MTでシンクロ機構の見直し、シフトレバーのフリクション低減などを実施。WRX STIの「マルチモードDCCD」は従来型の電子制御と機械制御の組み合わせから変更し、電子制御に一本化して最適化。回頭性をさらに高め、ドライバーが思いどおりに車両を操れるハンドリング性能を実現する。

2018年型「WRX STI」
スペックWRXWRX STI
ボディサイズ(全長×全幅×全高)4,595×1,795×1,475mm
ホイールベース2,650mm
エンジン2.0リッター水平対向直噴ターボ FA202.5リッター水平対向ターボ EJ25
排気量1,998cc2,457cc
トランスミッション6速MT、リニアトロニックCVT6速MT
最高出力268HP/5,600rpm305HP/6,000rpm
最大トルク258lb.-ft./2,000-5,200rpm290lb.-ft./4,000rpm
タイヤサイズ235/45 R17、245/40 R18245/35 R19
乗車定員5名