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ホンダ、2017年のWTCCに道上龍選手が日本人初のレギュラー参戦

ティアゴ・モンテイロ選手、ノルベルト・ミケリス選手とワークスチーム3台体制

2017年1月23日 発表

2016年のWTCC 第9戦で道上龍選手がツインリンクもてぎを走らせた「Honda Civic WTCC」
自身初の世界選手権フル参戦となる道上龍選手

 本田技研工業は1月23日、2017年の世界ツーリングカー選手権(WTCC)参戦体制を発表。このなかで、日本人初のレギュラードライバーとして道上龍選手が「Honda Racing Team J.A.S.」から参戦すると表明した。

 2017年のホンダワークスチームは、道上選手が所属するHonda Racing Team J.A.S.のほか、「Castrol Honda World Touring Car Team」の2チーム体制。Castrol Honda World Touring Car Teamからは、2016年シーズンの年間3位となったティアゴ・モンテイロ選手とノルベルト・ミケリス選手の2人がエントリー。参戦マシンは「Honda Civic WTCC」となる。

 この発表のなかで道上選手は、「私にとっては2013年以降、4年ぶりのドライバーとしての本格復帰であり、同時に世界選手権フル参戦という初めてのチャレンジとなります。世界選手権の舞台で日本人としてホンダブランドを背負って戦えることを誇りに思うと同時に、非常に身の引き締まる思いです。とても大きな挑戦になりますが、今までの経験を活かし、レース人生の集大成とするべく全ての力を出し切り、勝利を目指します。ホンダとJ.A.S.モータースポーツのメンバーとともに力を合わせ、精一杯頑張りますので、ご声援をよろしくお願いいたします」とコメントしている。

 また、本田技研工業 モータースポーツ部 部長の山本雅史氏は、「モンテイロ選手とミケリス選手という素晴らしいドライバーに加え、日本人として初のWTCCフル参戦となる道上選手をホンダのワークスチームへ迎えることができて非常にうれしく思っています。道上選手は日本で長くツーリングカー選手権を戦ってきた選手ですので、その経験を活かした活躍を期待しています。また国内のモータースポーツファンの皆様にも一層のご支援をいただき、WTCCが盛り上ってくれるものと期待します。このドライバー体制に加え、このオフシーズン中に、車両の戦闘力を増す改良を施して、2017年のドライバーズタイトル、マニュファクチャラーズタイトルの獲得をチーム一丸となって目指します」としている。

 なお、この体制発表を受けて1月28日~2月5日の期間に、東京都港区のウエルカムプラザ青山でホンダのシビックレースの歴史を振り返る「CIVIC Racing History展」を開催。最終日の2月5日には道上選手が登場するトークショーも開催される。