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WTCC日本ラウンド、シトロエンのロペス選手が3度目のチャンピオン獲得
ホンダはオープニングレースで表彰台を独占
2016年9月4日 20:05
- 2016年9月3日~4日 開催
栃木県茂木町のツインリンクもてぎで開催された「2016 FIA 世界ツーリングカー選手権シリーズ JVCKENWOOD 日本ラウンド」。9月4日は決勝日となり「オープニングレース」「メインレース」が行なわれた結果、37号車「シトロエンCエリーゼWTCC」のホセ・マリア・ロペス選手が、2016年シリーズのチャンピオン獲得が決定した。
オープニングレースはホンダが表彰台を独占
オープニングレースを制したのはホンダ。予選Q2トップ10のリバースグリッドで、ポールポジションからスタートした5号車「ホンダ シビックWTCC」のノルベルト・ミケリス選手が、13周をトップで走り切り優勝。
2位は、2番グリッドからスタートした12号車「ホンダ シビックWTCC」のロブ・ハフ選手。また、7番グリッドからスタートした18号車「ホンダ シビックWTCC」のティアゴ・モンテイロ選手が3位になり、ホンダがオープニングレースの表彰台を独占した。
シトロエン勢の追い上げもすごく、10番グリッドからスタートしたシトロエン37号車のロペス選手は、着実に順位を上げていき最終的に4位でオープニングレースを終えた。
メインレースでシトロエンがチームオーダーを出す
14周を走行するメインレースを制したのはシトロエンの2台。予選トップのロペス選手は、2番グリッドからスタートした68号車「シトロエンCエリーゼWTCC」のイヴァン・ミューラー選手とともに、シトロエンの2台体制を崩さず安定して周回を重ねた。
しかし、レース終了間際にチームオーダーが出され、トップを走るロペス選手が2位を走るミューラー選手にトップを譲る。これにより順位が逆転して、優勝がミュラー選手、2位にロペス選手で、シトロエンはメインレースを終えた。
2位のロペス選手は、今回の日本ラウンドで獲得したポイントで2016年のドライバーズチャンピオンが決定(タイ戦の開催が不明な状況のため暫定)、自身3度目のWTCCチャンピオン獲得となり、チェッカーを受けた後に出身地アルゼンチンの国旗を掲げてウイニングランを披露した。